県公式・兵庫五国連邦プロジェクト

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あなたの「ふるさとあるある」投稿求ム。 「なくなったものあるある」投稿求ム。

勝手に楽しむひょうごフィールドパビリオン 万ぱくぱく BANPAKUPAKU

兵庫県には、まだまだ私たちが知らない
魅力がたくさんあります。
今回はU5Hスタッフのふたりが、
本当に楽しみたいことだけ考えて、
大阪・関西万博に合わせて
行われるプログラム
「ひょうごフィールドパビリオン」のある、
丹波篠山を訪れました。
おいしいもの、美しいものに触れながら、
里山の魅力をお届けします。

Nさん

Nさん U5Hスタッフの中でも随一の旅行好きでお酒好きな制作チームのひとり。フットワークの軽さとお気遣い、素敵な笑顔でみんなを元気にしてくれます。

Kさん

Kさん U5HのSNSなども担当する、広報ディレクター。端々から垣間見える丁寧な暮らしぶりと、お酒好きというギャップが素敵なお姉さまキャラ。

01 お気に入りの酒器を探しに
陶の郷へ

まずはいい器を 丹波焼の郷で見つけた音が変わる酒器 丹波篠山に足を伸ばしたU5Hスタッフ2人がまず初めに向かったのは「陶の郷」。日本六古窯のひとつ、たくさんの丹波焼が並ぶ窯元横丁や、山の斜面を利用した登り窯など丹波焼を様々な角度から楽しめます。 K:やっぱり山に囲まれた地域なんですね。N:なんか窯も見えますね。K:山が綺麗!こんなに山の迫力って凄いんだ。N:紅葉も綺麗ですねー、なんかコマーシャルかって思うくらい赤い。 市野さん:丹波焼は800年近い歴史がありますが、時代によって特徴は違います。昔は重たい色合いのやきものが多いというイメージがあったと思うんですが、今ではカラフルなやきものも多いです。N:それは何か理由がありますか?市野さん:単純に技術が発達して、電気釜でも焼いているので色を使えるようになったということです。もともと丹波焼は、使う土に鉄分が多く含まれているので、焼くと酸化して赤黒くなるんですね。そこからいろいろな工夫や技術の発達がありました。K:今日初めて来てみて、こんなに山が迫っている土地なんやって知ったんですけど、山に窯を作らないといけない理由とかってあったんですか? 市野さん:800年前は穴釜という釜があって、山の斜面を折り込んで、 1つの部屋だけを作って、作品を入れて焼いたのが始まりです。農業や漁業と、やきものというように生活のためにやってきた歴史があって、そんなに裕福な場所ではなかった。だから土も窯元が山に行って採取したので、この土が良いということだけじゃなく、そこにも理由がありますね。ちなみにですが、丹波焼には水も大切なんです。泥と粘土を混ぜては漉していく工程があって、そこで大量に水を使うんです。その時に山水を使っていました。N:こんなにたくさんあるんですね。あ、白かわいい!K:個人的に欲しくなるものがたくさんありますね。N:なんかもう見てるだけでも楽しくなってきました。今日の1日がもう楽しみです。K:やっぱり色が付いてない方が好きかも。N:その茶色の器もいいですね。サイズ感的にも。K:そうなんです。何度も使っているうちに酒焼けして赤くなるらしいです。N:凄いですね。私のはビールでも日本酒でもなんでも使えそうかなと。 市野さん:(写真右の)酒焼けする器は洗剤を使わず、水洗いして使い続けると色が変化していきますね。ちなみに音も変わるんです。最初はカンカンって乾いた音だけど、だんだん鈍い音に変わっていきます。自分の手の油とお酒が染み込んで、その二つでだんだん育てていく器です。 後で飲むときに音を聞いてみましょう!

02 新鮮な食材を探しに
味土里館へ

新鮮な野菜やお肉に迷いながら、馴染みのあるアレを発見!陶の郷で酒器を手にしたふたりが向かったのは味土里館(みどりかん) 。農家さんが持ちこむ新鮮な野菜や、店内にて製造している米粉パン、丹波篠山牛を中心とした精肉工房がある場所。野菜などは基本的に1日で一旦商品を引き下げるなど、こだわりのファーマーズマーケットだ。ここで2人が気になったものは、、 K:味土里館って結構大きいんですね。地元の人も来ていらっしゃるから、道の駅とはちょっと違う雰囲気なんですね。N:そうですね。あ、椎茸が原木で売ってるのを初めて見ました。こんなに分厚いんです。K:ちょっとテンション上がりますね。新鮮そうなお茶もありますね!N:いろいろありますね、あ、お味噌とかもあるんですね。しかも黒豆!お酒のアテにいいかも。K:それいいですね!かぶも美味しそうだから買っちゃいましょう。N:あー、この芋、山の芋ですよ。インスタントグラムでも紹介した。K:山の芋って やっぱすりおろさないと食べられないんですか? 店長:いえ、そのまま短冊切りにしても大丈夫ですし、焼いても食べられます。個人的にはお鍋にとろろをお玉で入れるのもおすすめです。つくねみたいな食感になります。N:焼いても食べられるんですね!これは買いましょう。

03 地酒を求めて
西山酒造場へ

N:山がきれいですねーK:やっぱり丹波篠山って、山と水、水とお米、自然があるからいろいろ味わえることがあるんですよね。 N:いいところですよね。例えば上京したりとかして、帰ってきたときにみんな何を感じるのかな。 米と水、そして酵母もっと日本酒が好きになる いよいよふたりが待ちに待った酒蔵へ。西山酒造場は170年以上の歴史を持つ趣深い酒蔵。高浜虚子が名付けた銘柄もあるように、かつて文人たちの交流した場所でもあったそうです。美味しいお酒がここで造られ続けるワケを探りながらも、好みの日本酒を探します。N:外に石碑もありましたが、高浜虚子と縁がある酒蔵なんですね。お店の方:そうですね、西山酒造場の3代目の時代に交流があって、そのときに小鼓という銘柄の名前をいただきました。N、K:今日はよろしくお願いします。杜氏さん:よろしくお願いします。日本酒づくり奥深いものですが、米と麹と水、そして酵母菌で成り立っています。どれも大切で、例えばお米は酒米と呼んでいますが、有名なものでいえば山田錦。ほかにも但馬強力や京北錦などを使っています。それと水も大切です。K:お水も大切なんですね。これまで見てきた場所でも丹波篠山の水についてお話があって、やっぱり自然が豊かだからなんですか?杜氏さん:それもありますが水の種類と酵母菌の相性ですね。まず酵母には6号や7号など“号”で呼ばれる種類があって、私たちは15号酵母を使っています。丹波篠山の水は超軟水なのですが、ミネラルが少ないので15号酵母と合うんです。ミネラルは酵母の栄養源なのですが、少ない方が発酵がゆっくり進むので15号酵母にはピッタリなんですね。特に15号は水の種類や温度といった環境に左右されるデリケートな酵母です。こんな風に全国ではさまざまな酵母菌が使われています。お酒好きな方には有名かもしれませんが、秋田県の新政酒造さんは6号酵母ですね。N:ナンバー6が有名ですよね??杜氏さん:そうですね。6号酵母から来てるんだと思います。K:酵母の違いでお酒を比べると面白いかもしれませんね。N:あ、もうお酒が並んでますよ!K:この場所もボトルも全部素敵ですね!お店の方:ご用意させていただいたのが「葵」「黒牡丹」「桃花」「季節限定」「美白酵酒」の五種類になります。酒米も3種類使っていますので、お楽しみください。N:ありがとうございます。早速いただきます。葵って美味しいですね。名前もなんか可憐そうで。とりあえずデリケートな酵母さん有難う、って思いますね。K:わかります。私はスパークリングタイプの●●が好きかも。N:美白酵酒ってちょっと甘酒みたいな感覚かもですね。K:季節限定のお酒は個性ありますね!お店の方:どれがお好みでしたか?K:あ、のこしておけばよかった飲み切っちゃった。N:私はやっぱり葵ちゃんかな~K:●●は純米吟醸にしては実直ですね。●●はちょっとエロい感じ笑N:笑 お米の違いで結構差がでるのは面白いですね。ありがとうございました!

04 お酒を購入して
FOREST DOOR
-旧神楽小学校- へ

開放感のある校庭で五感で丹波篠山を感じる 地名の「文室(ふむろ)」と学校の地図記号「文」を組み合わせ、「ふむふむ」とネーミングしたレストラン「ふむふむ」。少子化にともない廃校となった旧神楽(しぐら)小学校校舎を使ったこの場所は校庭にウッドヴィラもあるなど、開放的な空間が広がります。酒器を選び、食材を買い込み、お酒を選んだ2人が校庭で楽しみます! N:早速おつまみの準備をしていきましょう。K:朝礼台に集まって準備するってなんかいいですね。N:大人になってから朝礼台に集まるのも不思議な感覚ですね。K:ですね。今日は野燗炉(のかんろ)っていう道具を持ってきているんで、それを使いましょ。N:おしゃれですね!どうやって使うんですか?K:ここで熱燗ができて、この網の上で野菜を焼けるんですよ。N:最高じゃないですか。とりあえず野菜の準備しながらまずは乾杯しません?K:あ、その前に器の音を聞いてみません?N:窯元さん仰ってたやつですね。どんな音するんだろう。 K:軽い音ですね、ちょっと高いかも。N:登り窯見えました!あの窯の高温で焼かれたって感じします!K:器の音って響きますね~。いいですね。N:じゃあ乾杯しましょう N、K:乾杯!K:この青空とか最高!N:(西山酒造場さんの)日本酒美味しい~、飲みやすい N:椎茸ってもう食べられますかね?K:椎茸は汗かいてきたらいけそう。N:お味噌つけても美味しいですね。K:黒豆の香ばしさがいいですよね。N:そろそろ山の芋もいけますかね?K:いけるんじゃないですか? でも山の芋をこんな風に食べるなんで贅沢!N:見た目もちょっと似てるんですが、初雪みたいに繊細な食感ですよね!K:わかります。これは凄い! 滑らか~。お酒が進む! K:丹波篠山を今回巡ってみて、丹波焼にお酒造りでも水が大切なんだなって思いながら、お酒も美味しく飲ませていただきました。それと山の迫力と美しさ。直感的にいろいろ感じることがありつつ、お話を聞いているとそこには歴史だったり、生きるためみたいな理由があって面白かったです。

今回行った場所

陶の郷

陶の郷

住所:兵庫県丹波篠山市今田町上立杭3
営業時間:10:00〜17:00
定休日:火曜 ※祝日は営業
URL:https://tanbayaki.com/

味土里館(みどりかん)

味土里館(みどりかん)

住所:兵庫県丹波篠山市東吹942-1
営業時間:10:00〜17:00
定休日:水曜
URL:https://www.ja-tanbasasayama.or.jp/

西山酒造場

西山酒造場

住所:兵庫県丹波市市島町中竹田1171
営業時間:9:00〜17:30
定休日:無休 ※年末年始除く
URL:https://kotsuzumi.co.jp/

FOREST DOOR -旧神楽小学校-

FOREST DOOR -旧神楽小学校-

住所:兵庫県丹波市青垣町文室244
営業時間:10:00-17:00
定休日:不定休
URL:https://forestdoor.co.jp/

ひょうごフィールドパビリオン

ひょうごフィールドパビリオンとは
五国のさまざまな場所を訪れることで体感できる
学びや感動、気づき。
いつも訪れる場所でも、少し視点を変えてみるだけで
新しい発見があるはずです。
ぜひ皆さんも五国を楽しんでください!