ないないあるあるエピソードを投稿する

何が始まるの?ー「なくなったものあるある」(通称:ないないあるある)

それは、1本の動画から始まりました。
広報戦略課での会議後、誰かがふと「ウェザーリポートって知ってる?」と言いました。
気象関係の会社かなと検索すると、「1986年神戸」という動画がヒットします。再生すると、そこに映し出されたのは、芦屋のあたりから垂水のあたりにかけて走る車の助手席から見える車窓の風景でした。おそらく一般の方が8ミリか何かで撮影したのでしょう。

それは神戸に2009年から住んでいる私には、初めて見る光景でした。当時但馬に住んでいた同僚にも、当時生まれていなかった同僚にも。やがて車は須磨の海沿いを西に、2号線を走ります。一瞬、西海岸風の白っぽい建物と駐車場が現れ、サンセットっぽい大きな看板に「WEATHER REPORT」という文字が見えました。通りすがった50代前半の同僚が「あ、ウェザーリポート。奥さんと行ってましたよ。ここに停まってる車、僕のちゃうんかな?」と笑います。

「ウェザーリポート」という飲食店が、当時の若者にとってどれくらい憧れの場所だったのか。どう神戸でデートしたのか。みんなが語りだします。それは、そのお店をまったく知らない私にも、現在垂水に住んでいる但馬出身の同僚にも、当時生まれていなかったけれど実は垂水出身の同僚にも、とてもおもしろい話でした。その日からずっと、2号線を通るたび「あ、ここにウェザーリポートがあったのね」と思い、見たことないはずの当時の若者たちが緊張しながらデートしていた息吹ようなものを想像しては、勝手に嬉しくなっています。


兵庫県では1995年に、阪神・淡路大震災が起こりました。あまりにも大きな力に、たくさんのものや場所が、この震災をきっかけになくなっています。他にも、時代の流れや、個人の営みのなかで、ものや場所は、変わり続けていきます。

だけれども、思い出は、変わりません。その場所が与えてくれた喜びは、たくさんのひとの胸の中にあります。「ふるさと」は、私たちそれぞれの、小さくて具体的なエピソードの集まり。だとしたら、そのような思い出が集まり、次の世代へと受け継ぐ場をつくるのは、兵庫県という「みんなのふるさと」の役割ではないか。そう、私たちは考えました。


これは、なくなったものや場所を、みんなの記憶で伝えていくプロジェクトです。この先、わたしたちにいろんなことがあっても、ずっと。

兵庫県広報官 湯川カナ

なくなったもの 一覧

なくなったものあるある、新着エピソード

ポートライナーができる以前は、国鉄三ノ宮駅の下りホームから「ど~~ん」と見えてました。
モザイク画自体が、確か「山一証券」の広告だったと思うのですが、この会社も、今や「ないない」ですね。

2+
続きを読む

この時代の武田尾駅が、すごく風情のある駅でした。
駅前には、何軒かの商店と、その脇に温泉方面へ行く赤い吊り橋があって、山峡の鄙びた温泉の風情がたっぷり。
今の武田尾駅は、温泉から遠いし、なんだか地下鉄の駅みたいで、味気ないですね。

1+
続きを読む

電化前の福知山線は、汽車の場合、ドアは開けっ放しだったけど、デッキがあったので、さほど寒さは感じませんでした。
気動車は、かなり隙間風が入ってきてた・・・ような記憶がありますが、さほどスピードは出なかった(大阪ー三田・所要90分)ので、我慢できる範囲内だったと思います。

0
続きを読む

湊川パークタウンのお好み焼き屋さん。
パークタウンができる前、前身の湊川商店街で営業してたころには、母親が買い物してる間、お好み焼きをあてがわれては、お店に預けられました。おっちゃんが、サービスで小さいお好み焼きを焼いてくれた。
アルコール飲料を置かない店でもありました。

2+
続きを読む

憧れの模型屋さんでした。知識足らずな頃に行ってほかのお客さんたちに馬鹿にされ、いつか見返してやると思ったものです…

2+
続きを読む

冬場、大阪から三田、篠山方面へ向かうとき、西宮名塩を過ぎた辺りのトンネルを通過するたび、すきま風で車内温度が下がる。なので居眠りしてても目が覚めて寝過ごすことも少なかった。
今はすきま風が入る事もなく

1+
続きを読む
吉林麺店
たろからさん

湊川公園下、「パルシネマしんこうえん」の隣にあった、「豚まんと餃子の店」。
元中国残留孤児のおばさんが、一人で切り盛りしてました。
店内飲食も可能で、ラーメンや炒飯もあった。
本場仕込みの包子や水餃子、どれも美味しかったけど、ここ以外では見たことのない「野菜まん」が好きでした。

2+
続きを読む

店頭のガラス張りの部屋で、麺を手打ちしてました。
塊の生地を何度も伸ばして細い麺にしていく工程は、見ていて飽きなかった。
ラーメンも美味しかったのだけど、ここの担々麺(今でいう汁なし担々麺でした)は、できるならば是非ともに、もう一度食べたい味です。

1+
続きを読む
イカロス書房
たろからさん

80年代まで、三宮高架下商店街にあった本屋です。
10坪に満たない店だったけど、左翼系から芸術系、サブカルまで、とても尖がった品ぞろえの店だった。
「ガロ」系の漫画と、寺山修司や唐十郎、ちょっと背伸びして澁澤龍彦、吉本隆明、高橋和巳なんかを、ここで買いました。

2+
続きを読む

昭和50年代の記憶。姫路の奥の方を車で通ると、山の上に悪の秘密結社の本部みたいな、肩の張ったいかつい建物が聳えていた。興奮して、親に「あれ何?」と尋ねると「学校や」と言われて納得いかなかった。

4+
続きを読む