1300年以上も前から
多くの人に詠まれてきた短歌。
現代でもSNSや雑誌などで注目されています。
そこで、U5Hでも短歌を大募集。
ふと感じたこと、驚いたことなど
五国にまつわる短歌を聞かせてください。
俳優の坂口涼太郎さん、
歌人の谷じゃこさんを選者に迎え、
素敵な賞品もご用意しました。
お二人が詠んだ短歌の
“本歌取り”も可能ですので、
皆さまの投稿をお待ちしております!
- ・五国をイメージさせる言葉を
入れてください。 - ・選者が詠んだ短歌の
本歌取りも可。
本歌取りの場合は、投稿の際に本歌をお選びください。
- 募集期間
- 2023年 10月2日~ 11月30日
- 結果発表
- 2024年 1月中旬予定
特設ページ、U5H公式SNS、兵庫県広報広聴課公式X(旧Twitter)などで結果を発表いたします。
- 賞品
-
グランプリ/
選者2名のサイン入りU5Hオリジナルトートバッグと短歌入りクリアファイル
1名様準グランプリ/
選者2名のサイン入りU5Hオリジナルトートバッグと短歌入りステッカー
2名様選者賞/
選者1名のサイン入りU5Hオリジナルトートバッグ 各1名様※賞品はイメージです。また、予告なく変更となる場合がございます。
坂口涼太郎さん
1990年 兵庫県神戸市出身。俳優、ダンサー、シンガーソングライターとマルチに活躍。自身のSNSで#涼短歌をつけて投稿される短歌も人気を集めている。
谷じゃこさん
1983年大阪生まれ、大阪在住。短歌のzineを作るなどフリーで活動。WEBマガジン「カリグラシマガジンうちまちだんち」で一枚の写真から短歌をつづる企画をおこなっている。
城崎で
思いを伝える
ひとことに
照れて答えた
ピースサイン
[筆名]今は2人でピースサイン
言いすぎたな
ビール片手に
お箸でつまむ
相談相手は
イカナゴの釘煮
[筆名]サラリーマン三流
わすれない
大切なひと
BE KOBE
映えスポットに
こめられた想い
[筆名]きくぞう
花さじき
初めて行くよ!
と言ったけど
ほんとは2回目
内緒だよ
[筆名]1回目は元カレと
3年の
努力も行けず
甲子園、
いまや月2で
居酒屋感覚
[筆名]/社会人で4番
目に染みる
カップルばかりの
タマネギに
いつか私も
近づいてやる
[筆名]写真撮ってもらっていいですか
外湯出て
木々に灯りの
川に酔う
きみと水面が
くるくる光る
[筆名]城崎は木の先
ああここが
あの場面だね
寅さんの
播磨のロケ地
夕焼け小焼け
[筆名]あかとんぼ
廃線を
歩けば眼下の
渓流に
あの日の汽車の
窓ふと過り
[筆名]太郎からす
隣ん家
茶色いタオルが
干してある
もうすぐ来るか
炭酸せんべい
[筆名]山本里枝
君が住む
街から届く
消印は
「加古川」今年も
春告げており
[筆名]谷川 香
千種川、
市川、加古川、
揖保川の
河口でブギウギ
瀬戸の小魚
[筆名]寺島すみえ
懐かしき
母校の校歌
口ずさむ
歌詞の頭は
六甲おろし
[筆名]永冨 真一
駅そばは
駅で食わんと
あかんねん
帰宅遅れる
LINEが届く
[筆名]めぐみんぬ
二人では
見下ろす夜景
キラキラの
帰路に一人で
海から見上げて
[筆名]遠距離恋愛叶いますように
文芸の
盛んな兵庫に
感謝せん
県外からの
投句も受理す
[筆名]海神 瑠珂(わだつみ るか)
蛸うまい
明石に来たら
玉子焼
出汁にひたせば
笑顔のあなた
[筆名]春空
おめでとう
言葉の代わりに
祝うのは
見渡す限りの
桜のトンネル
[筆名]王子の桜
蔵開き
巡って心を
通わせる
ふるさとが
酒どころなんて最高やん
[筆名]呑兵衛のななやん
下り酒
肴にカニ、シシ、
牛までも
旨しが集う
五国の宴
[筆名]森田 公一
どちらから?
神戸です。神戸
イメージと
違っていたら
ごめんあそばせ
[筆名]天乃和歌子
あなたこそ
甲山だったのに
いつだって
こんな見てくれてたのに
G
[筆名]西山未真
灘の酒が
宇宙一やと
ゆうたなら
ひ孫の代まで
酔わせてくれよ
[筆名]しのみー
冬過ぎて
水も流るる
松ぼくり
苦楽をこえて
ここに根を張る
[筆名]寿美香
指さして
「私のお城」
吾子が言う
シロトピアだって
「私のお庭」
[筆名]まんざらでもない
熱闘に
声張り上げて
疲れ果て
窓にもたれる
甲子園帰り
[筆名]かも
今川や
回転、大判
あるけれど
やっぱり君の
名は御座候!
[筆名]200の名を持つ菓子(播磨の丸めがね)
迷い子に
なりそな慣れぬ
まちに来て
右手の海を
まぼろしに見ゆ
F
[筆名]ちい太郎
姫路城
戦下現在
共存し
生きる証を
継続中
[筆名]なかやすまさみ
「美作と
備前を忘れちゃおえん」と
鵺(ぬえ)の七国に
吉備はぼやく
[筆名]松嶋豊弐
岩津ねぎ
暑さ寒さに
耐えおりて
今夜我が家の
なべの中なり
[筆名]戸田 智恵子
いにしえの
豊いなみ野に
青々と
小麦の穂立つ
プリウス走る
[筆名]みみかき
東京の
友と餃子を
元町で
台風が来て
台風が去る
[筆名]涸れ井戸
行かずとも
分かる結果は
午後10時
黄色のウェーブ
かける車内
[筆名]happy50
夏は青
秋は黄金(こがね)の
波うねる
山田錦の
美しきかな
[筆名]あおっきー
トンネルを
抜けるとそこは
雪国で
チェーン装着
凍えて箕谷
[筆名]太郎からす
額縁の
中に真紅の
ドウダンツツジ
君の横顔
影絵のように
[筆名]ぽんつる
教へてよ
きれいなあなたの
眼のなかの
神戸市北区
有野中町
[筆名]有村桔梗
神戸のへん
詐欺師にあらず
加古川、高砂
説明しても
わかってもらえぬ
[筆名]ムロのシミズ
引き出物
もらった包丁
ふるさとは
ここだったのか
三木の金物
[筆名]あおっきー
なにしとん
ばり久しぶり
神戸弁
同窓会で
笑顔に添えて
[筆名]坂道で膝しっかり
三宮
一貫楼の
行列に
惜しまず並ぶ
冬昼下がり
[筆名]こもりあやみ
粕汁で
酔うただなんて
ワタシ
可愛すぎるやん
くどかんといてよ
[筆名]誰か家まで送って
はじめまして、
私の出身
なんで分かったん?
集合場所の
駅の山側
G
[筆名]ちゃけまる
黒豆の
美味の元なる
寒暖差
丹波濃霧ぞ
人には厳しき
[筆名]長老
ルミナリエ
光でできた
手のひらが
見上げる子らの
頭を撫でる
[筆名]蜂谷 希一
まちとやま
こんなに近いの
ありがたい
秋晴れ摩耶山
癒しの休日
[筆名]yamasuki702
ふと海が
見たくて乗った
神鉄が
須磨の浜辺で
見せた本気度
[筆名]柾木 理花
夏来れば
ふと途中下車
須磨ビーチ
ビキニ肴に
恋つまみ食い
F
[筆名]長谷川誠晏(セイアン)
眼下より
思いを馳せる
大海原
平和を祈る
若人の塔
[筆名]播磨 惺窩
始まりの
島淡路にて
きみを待つ
金の玉ねぎ
銀いろの海
[筆名]浅野 月世
住んでたよ
聞かされ回る
生野銀山
同じ時空へ
[筆名]ともんが
いつか行く
行くことだけは
決まってる
有馬兵衛の
光陽閣へ
H
[筆名]サンテレビボックス席
旅先で
各地のお城を
見て思う
白鷺城に
優るものなし
[筆名]城巡り
武庫川の
女子大生に
混じりつつ
君が勧めし
洋食屋に並ぶ
[筆名]谷川 香
ばいばいの
腕にてすこし
傾ける
帰省のおわりの
おかめ弁当
[筆名]ネコノカナエ
山電の
シートふかふか
夢の中
気のせい?君の
瞳も揺れてる
[筆名]AnonA
異次元の
黒枝豆の
美味しさは
もっちりとして
風味豊かに
[筆名]松田少納言
まちあるき
仲間とともに
タイムトラベル
白洲の墓に
偉大さを知る
[筆名]あじゃむ丸
夜明け前
コーナー攻める
福男
熱い戦い
見守る戎
[筆名]丁稚一号
竹田城
祉桜良ければ
雲海も
登ってみたい
天空の郷
[筆名]福島 始
かこせん(加古川線)の
駅に向かって
猛ダッシュ
これを逃せば
遅刻確定
[筆名]1時間に1本
髪型を
褒められた日は
但馬なる
空港からの
夕日美し
[筆名]朝
デパ地下で
洋楽の音(ね)に
醸(かも)されて
われを踊らす
ピロシキの美味
[筆名]みえ
香住の蟹
たらふく食べに
母二人
息子二人の
老老漫遊
[筆名]延邨佳直
国産みの
始まりし土地
零地点
日本のへそに
立ち深呼吸
[筆名]貴田雄介
給食で
いつも食べてた
ぼたん汁
宍粟のジビエは
あたたかい味
[筆名]藤影フジ
もうここに
ないと知りつつ
「ここだよ」と
誰もが口を
揃えるパイ山
[筆名]こもりあやみ
春の日に
別れを告げる
空港に
着かないでくれ
ポートライナー
[筆名]桜すず
文芸の街
尼崎
行きたいな
表彰式に
「欠」と書いたけど
[筆名]ぱせり
えきそばと
お出汁たこ焼き
御座候
帰省時満喫
粉もんグルメ
[筆名]かすみそう
宝塚
大橋渡る
人の顔
ジェンヌでないのは
私たちだけ
[筆名]塚は点あり13画
笑顔だけど
なにしよんどいや
ただ怖い
魚町の親戚
人はいいけど
[筆名]ムロのシミズ
人生で
初めて降りる
舞子駅
大橋見上げ
君が待ってた
[筆名]AnonA
吉川某の
せいで誰もが
知らないが
宮本武蔵の
生国播磨
[筆名]延邨佳直
踊ろうぜ
喜怒哀楽を
受け入れて
聴きなじみある
親友の声
B
[筆名]♫Dance’emとらのこ♫
出身は
姫路なんです
我こそは
播州うまれ
播州そだち
[筆名]めぐみんぬ
阪急の
電車の窓から
見下ろせば
通学の道
私の青春
[筆名]山田恵子
大好きな
あなたに会えるの
楽しみに
明石公園
朝散歩
[筆名]節
想い馳せ
あふれた涙
遠くても
そこにしあわせ
運べるように
[筆名]うさちゃん
秋深き
隣も野球
観る人で
歓声上がる
阪神優勝
[筆名]代々播磨人
冬スキー
春は花見で
夏は海
実りの秋に
舌鼓
[筆名]ゆぅゆぅ
さくら、月
夕日 、青空、
もみじ、雪
映えぬもの無し
白鷺の城
[筆名]蒼井るり
淡路島
四季折々の
花出会い
自分見つめる
サンセットライン
[筆名]田中恭司
東経135度
通過するたび
日本の標準時で
愛をさけぶ
[筆名]播磨 惺窩
蟹食べようと
誘ってくれた君
まさかと期待も
君は蟹を想ふ
[筆名]へそふじこ
まだ残る
夏を探しに
来たけれど
揺れていたのは
濃い海の色
[筆名]平岡真由美
大粒で
もっちりとした
枝豆は
黒いダイヤと
珍重される
[筆名]桐一葉
朝来る
陽光受けて
キラキラの
雲海のぞむ
天空の城
[筆名]にゃん
街中で
聞かれて困る
名物は
いろいろあるが
味噌だれ餃子
[筆名]シチィーボーイ
海岸列車
読んできてみた
鎧駅
後悔ないけど
どうするの80分
[筆名]ムロのシミズ
誕生日
入園入学
七五三
笑顔のぼくと
ファミちゃんリアちゃん
[筆名]もがーる
おもたせの
今川焼き食べ
温めたし
新茶うまいけど
それ御座候や
[筆名]ムロのシミズ
大橋が
通り過ぎてく
助手席で
歌手の名前を
君にたずねる
[筆名]まき のりお
右手にパン、
左手に菓子、
北野坂
両足がつる
気配が見えて
F
[筆名]スキタ マユ
布引の
名前が似合う
乗り物で
ゆっくり空を
横切っていく
[筆名]岡田奈紀佐
いかなごは
いかにいずくか
行ったのか
仲間を連れて
また春伝えて
[筆名]鮊子
蒲公英と
いふ名の城には
たんぽぽと
名付けらる姫
ありしや昔
[筆名]太郎からす
黄金に
輝く干潟
新舞子
潮風浴びて
レンズを向ける
[筆名]はり砂
大地まで
酔わせてしまう
灘の酒
何が起きても
酌もうあなたと
[筆名]しのみー
ぎゅうぎゅうの
窓に広がる
須磨の海
心ほどける
朝の3分
[筆名]あみだの女王
広い窓から
陽が射して
未来見据えた
萌黄の空気を
吸ったみたい
[筆名]浅井優多
鬼女蘭と
藤袴にて
おもてなし
アサギマダラは
佐用を目指す
[筆名]めぐみんぬ
須磨の浦
チャイを待つ間の
窓辺には
影絵みたいに
海鳥と空
[筆名]小塚一子
給食で
飲んで育った
牛乳や
懐かしきかな
共進牧場
[筆名]あおっきー
丸き鳥
赤青黄色
フェニックス
兵庫の代表
はばたんという
[筆名]パン大好き
昔から
流行歌にも
唄われる
神戸の街の
夜の華やぎ
[筆名]破れ蓮
宮水は
「西宮の水」
略してる
その日のうちに
10回教えた
[筆名]しのみー
甲子園
出たのが自慢
その実は
予選でしかも
コールド負けで
[筆名]太郎からす
たっぷりの
花束心に
ほしい日は
ミュージアムロードで
アートとスキップ
[筆名]あみだの女王
神戸牛へと
名を変える
但馬牛のように春には
町を出る君
[筆名]田中 佳
海と山
都会も島も
揃ってる
なんでもあるの
日本の縮図
[筆名]野内 信乃
冬はカニ
春はくぎ煮の
香り立つ
夏はレジャーで
秋祭り
[筆名]バニー兵庫
馬の背(せ)の
せまく険しき
尾根わたり
須磨を背(そびら)に
宝塚へと
[筆名]みえ
週末の
大橋眺め
旅気分
北へ南へ
ブレーキランプ
[筆名]あじゃむ丸
どじょっこの
泳ぐ田んぼに
育まれ
但馬の空に
コウノトリ舞ふ
[筆名]にゃん
満ち引きの
織り成す縞に
恋心
込めてあなたを
待つ新舞子
[筆名]愛 植夫
峠には
あらねど君は
別れゆく
「水分れ橋」に
雨は降りたり
[筆名]松本 文雄
座る席
今日はどちらに
しましょうか
海を見る方
山が笑む方
[筆名]J
乗り換えの
三宮駅
忙しい
大判焼に
甘い豚まん
[筆名]パン大好き
一陣の
風の川から
吹き上げて
武庫川駅に
夏の到来
[筆名]太郎からす
出身地
姫路と神戸
山の方
詳細伝えて
「それはどこ?」
[筆名]お湯
二日あれば
どこでも行ける
はずなのに
ミント神戸は
買い物の場所
[筆名]二枝紗莉惟
五十四に
なる日に夫が
贈れしは
明石大橋
二連の真珠
[筆名]かりめろん
北南
山か浜向く
東西
山に向かって
右左なり
[筆名]ワタナベゆうこ
足跡を
踏んでふらふら
御前浜
アオサギぎろり
あなたでしたか
[筆名]はる
宮っ子は
誰もがみんな
甲子園
出場したと
自慢ができる
[筆名]元は宮っ子 今神戸っ子
長田さん
楠公さんに
生田さん
母と詣でた
春陽の正月
[筆名]山田恵子
六甲の
けっこうキツイ
登頂後
ほっこり有馬
めっぽう楽し
[筆名]ワタナベゆうこ
空港へ
ポートライナー
窓のそと
並んでみおくる
ユリカモメたち
[筆名]みえ
難波から
阪急一本
西宮
あっという間に
素敵な街へ
[筆名]鈴鹿 茉莉
近代化
牽引をした
馬車道は
生野の銀を
播磨の海へ
[筆名]糸蜻蛉
おはようの
代わりにテレビ
つけてみる
日曜朝は
「ひようご発信!」
G
[筆名]サンテレビ
春風で
郵便局の
旗なびき
祖母の家から
香るはくぎ煮
[筆名]松尾優志
旅先で
どこから来たのと
聞かれたら
つい大阪からと
言ってしまう
[筆名]兵庫県は広すぎ
380
おはようさんと
ミルク・オーレ
ここから始まる
長田の朝
[筆名]まだらねこ
塩屋から
須磨のあいだに
光る海
きっと世界は
ひだまりやのに
A
[筆名]水上リトル
大阪と
思い込まれて
甲子園
TDLの
気持ちわかりみ
[筆名]丁稚一号
武庫の川
駅伝・野球
駆け巡り
落日に揺る
コスモスの花
[筆名]松下 ごろう
地震(じぶり)にも
耐えて明石海峡大橋よ
世界ニ位と
なりてしまえど
[筆名]橋原みちこ
途絶えしも
甦りたり
コウノトリ
但馬の空に
ゆりかご抱いて
[筆名]松本 文雄
わたくしは
七月生まれ
本日は
明石タコ足
バターで決まり
[筆名]まき のりお
栗大豆
黒豆スイカ
山の芋
育ての親は
丹波の風土
[筆名]茶筅頭
たわわなる
枝つき丹波
枝豆に
かける手間ひま
厭わぬ旨さ
[筆名]のりひめ
その昔
大阪行きの
新快速
車内販売
弁当売ってた
[筆名]須磨の海キラキラ
多聞寺の
追儺の鬼よ
餅を撒く
力んでみても
なでかおかしき
[筆名]橋原みちこ
コウノトリが
日課の祖父は
酒好きで
来世は灘に
巣を作るかな
[筆名]しのみー
海と山の
風がそよぐよ
三宮で
高速バスを
トンと降りたら
[筆名]山田恵子
播磨にも
やって来たよと
コウノトリ
三羽育てて
ゆうゆうと舞う
[筆名]奥野ヨシ
中継で
夕立映る
甲子園
そろそろこっちも
降るんとちゃうか?
[筆名]げんまま
海と山
たまに待ち合わせをしてる
トアロードから
流れるポルカ
[筆名]涸れ井戸
砂に染む
汗と涙の
甲子園
砂も震えた
若さの鼓動よ
[筆名]パサパサパサラン
友人を
1度は乗せて
みたい須磨
浦山上
カーレーター
[筆名]播磨 惺窩
曼殊沙華米を
見張って包囲する
空から天敵
守るがごとく
[筆名]苑居祐
もう傘を
何本も曲げ
神戸には
海風が吹く
山風も吹く
[筆名]平岡真由美
いつか行く
棋友と共に
決めている
「鰻・将棋屋」
一局指そう
H
[筆名]谷川 香
南北の
まごうことなき
羅針盤
海に抱かれ
山に守られ
[筆名]マーチン
常識が
覆された
円山川
川は南に
流れるものと
[筆名]あおっきー
マルテンに
ヒガシマルあり
矢木も来て
醤油論争
止むことはなし
[筆名]めぐみんぬ
そこかしこ
掛け声飛び交ひ
魚の棚
蛸さえ立って
走って逃げる
[筆名]太郎からす
おいしすぎ
スイーツパンと
悩ましい
いくらあっても
胃袋足りぬ
[筆名]ぷーか
赤じゃない
あなたを繋いだ
糸は白
コシの強いは
あなたと同じ
[筆名]素麺屋の嫁
皿そばが
埋め尽くされた
テーブルを
眺めて想う
家族の成長
C
[筆名]麺はすすれないが皿そばの証集め中
この景色
見たくて乗り継ぐ
在来線
須磨海岸の
海の煌めき
[筆名]かすみそう
公園より
眺望すれば
須磨の海
タンカー一隻
二ミリの動き
[筆名]生田律子
道中は
在来線に
乗り換えて
キラキラキラキラ
嗚呼播磨灘
[筆名]かすみそう
君と行く
黒枝豆の
解禁日
ニコニコマークで
手帳に記す
[筆名]池本椿
祭りには
帰ってくるかと
声揃え
冬支度まえ
播州の秋
[筆名]ちい太郎
お菓子だけ
お目当てだった
地蔵盆
みな健やかにと
今は願いて
[筆名]ワタナベゆうこ
何気なく
足を延ばした
神戸には
日本の異国が
確かにあった
[筆名]ぱせり
大切な
ひとが生まれ
育った街
岡山県だと
思ってたあの頃
[筆名]地理の勉強中
城跡に
虹より高き
抛物線
伸びゆく夏の
明石球場
[筆名]佐藤博之
叶うなら
あの日の須磨へ
ガラス越し
揺らめく水と
君の横顔
[筆名]コキャ
母子(もうし)茶に
ほっと一息
湖畔にて
水面(みなも)に映ゆる
有馬の富士は
[筆名]にゃん
古き良き
重伝建の
出石には
歩けば京の
風を感じる
[筆名]安田蝸牛
晩酌の
肴は蒸し牡蠣
珠せいろ
故郷からの
返礼の品
[筆名]かすみそう
寒空に
ひとりぼっちの
ポートタワー
辛い涙も
キラキラにして
[筆名]ハル
MOSAICの
観覧車から
潜水艦
見えても君の
心見えない
[筆名]梶原一人
その昔
君と眺めた
海原は
面影もなく
高層住宅人工島
[筆名]石波 香奈
淡路島の
海の青さと
船盛りに
喧嘩の続きは
帰ってからに
[筆名]平岡真由美
さらさらと
花びらの散る
花のみち
大劇場へ
花のトンネル
[筆名]大槻税悦
木枯らしの
吹く日は買わん
御座候
カイロ代わりに
抱く帰り道
[筆名]代々播磨人
まどろみの
中で異国の
喧騒が
聞こえる夜の
阪神電車
[筆名]こもりあやみ
ふるさとが好き、
機窓から見る
イオンモール伊丹の
ぬくい明るさ
[筆名]星野珠青
初恋の
時のごとくに
城崎を
あなたと歩きたい
秋よ深まれ
[筆名]秋山 敦
「おめでとう!
ヴィッセル神戸」
席を立ち
歓喜のなかで
ハイタッチする
[筆名]みえ
将棋の町
加古川駅に
ある盤面
詰め将棋に暮れ
時を忘れる
[筆名]松浦 伸
はじめての街で
いつもの酒
やっぱり俺は
玉子焼き
A
[筆名]菊正宗
乗ってくる
お客の笑顔で
勝ちを知る
六甲おろしの
阪神電車
[筆名]太郎からす
この街は
停まらないかと
思ってた
「直通特急」
入社式の朝
[筆名]川島亜由美
ママ友と
コスモス畑
武庫川沿い
咲くのは花と
うふふ、お喋り
[筆名]げんまま
どこまでも
登って下って
また登る
まるで人生
播磨アルプス
[筆名]yamasuki702
会いたいな
また君想ゐ
山に咲く
馬酔木美し
有明見つめる
[筆名]コキャ
赤マルで
白まる姫に
星三つ
円安旗に
他国出迎え
E
[筆名]長谷川誠晏(セイアン)
福原京
平家の御代の
一瞬で
三都に入れて
もろてええんかな
[筆名]夏井えつ
「久しぶり」
パイ山前で
笑う友の
マスクの下に
面影をみる
[筆名]カフェテラス大御神
町に住む
民の声音を
聞き分けて
台詞紡ぎし
近松の耳
[筆名]貴田雄介
鉄チェーン
巻いて疾走
神姫バス
限界集落
唯一の足
[筆名]ムロのシミズ
加古川に
青き流れの
戦(いくさ)あり
若き光彩
まさに集えり
[筆名]谷川 香
聴きながら
まどろむ幸せ
あきらめて
最前列の
演奏会は
[筆名]平岡真由美
阪神の
悲願叶えし
アレのアレ
朝焼けもまた
五国に映える
[筆名]野田悦治
ママ友の
くぎ煮香ばし
火を止める
1秒前の
迷いが分かる
[筆名]げんまま
きゅうしょくで
もうしちゃのみ
にがいなぁ
大人のあじだ
でものむぞ
[筆名]石井千佳子
海側と
山側だけで
生きてきた
18年だ
私の神戸
[筆名]Ryo
新舞子
ひょっこり顔出す
マテ貝を
指でつまんで
喜ぶ子供
[筆名]はり砂
気を付けて
新幹線は
新神戸
在来線は
神戸駅だよ
[筆名]パン大好き
サヤから飛び出る
黒い顔
畑焼けした僕の
ビールのお共
[筆名]絶妙な塩加減で
羽休め
見つむる先の
淡路島
白鷺城は
けふも輝く
[筆名]蓼科川奈
江戸っ子を
駅で待たせて
ビビられる
浜ちゃん育った
尼崎の街
[筆名]ムロのシミズ
花電車
母と見た街
板宿に
今は独居の
息子を託し
[筆名]蒼井るり
山は北
海は南と
教えられ
迷子にならずに
帰れた弟
[筆名]山田恵子
霧がかる
白いうみくも
まざりあう
曖昧さのなか
歩む朝の子
[筆名]結う
三十年
くすぶり続けて
働いた
ここは城崎
湯けむりの街
[筆名]松本俊彦
カマンベール
経由楽園
墓地前の
9時到着の
バスに乗ったよ
B
[筆名]しのみー
故郷に
帰って来たなと
思わざる
駅そばの味と
播州弁と
[筆名]佐竹草流
ゾウガメに
エサやり体験
してみたい
それと知ってる?
アトアの階段
[筆名]うさちゃん
千姫の
祈り伝える
姫路城
平和のライト
今宵も灯る
[筆名]播磨のお多福
ぬばたまの
夜に誘われ
六甲山
ひとみの中に
君と灯火
[筆名]紫月暁雫
通院の
帰りの
天文科学館
今夜の風は
潮が濃いのか
[筆名]まき のりお
日の本が
近代国家へ
駆け抜けた
軌跡なりしや
銀の馬車道
[筆名]松本 文雄
住んでても
知らない世界
広がって
幾度も巡る
異国旅行
[筆名]野内 信乃
見渡せば
播磨平野に、
牡蠣筏
梅と潮の香
深呼吸
[筆名]はり砂
阪急の
車内に阪神
日本一
時代は変わる
自分はどうだ
[筆名]元阪急ブレーブスファン
姫路城
桜の花びら
頬に落ち
微笑む君に
白き恋情
[筆名]恋人の住む街
麗しき
須磨の浦にて
吾(あ)を熱く
迎えくれたる
愛しき友よ
[筆名]海神 瑠珂(わだつみ るか)
起きてたら
眺めていたい
車窓から
阪急山の手
ライナーウミソラ
F
[筆名]パン大好き
異界へと
つながる予感
漂わせ
ガリバートンネル
小粋なフォルム
[筆名]小塚一子
雄岡山
仲良く並ぶ
雌岡山
梅花にまさる
貴女の香り
[筆名]春空
播州弁
夫方が使う
その言葉
ビビってた私
今じゃ普通語
[筆名]元京女
通勤の
車内は静か
君1人
顔上げ
明石海峡を見る
[筆名]まき のりお
海のアホ!
心で叫ぶ
芦屋浜
砂二粒を
埋立地へ投げる
[筆名]高嶋藍
鹿ケ壺
播磨の奥に
眠る滝
竜神伝説
今に伝えて
[筆名]谷口 進
雲海に
浮かぶ竹田
城跡は
夢の広がる
但馬の宝
[筆名]竹田 城子
ここはどこ
足を踏み入れ
違う世界
桜舞うここは
北野異人館
[筆名]植木 凜
突然の
来客ありて
みやげなし
急いで畑へ
岩津ねぎ掘る
[筆名]戸田 智恵子
モトコーが
建て変わっても
薄暗い
闇の記憶は
消えないままで
[筆名]こもりあやみ
新旧が
顔付き合わす
高架下
今夜はどっちで
あったまる?
[筆名]呑兵衛のななちゃん
初めての
デートは香住の
かえる島
夕日に染まる
君にみとれる
[筆名]宝塚夢子
丘の上
風見の鶏に
問いかける
海のむこうは
キラキラしてる?
[筆名]双葉あおい
天空の
城が浮かんだ
雲の上
浮いた話は
私にはない
[筆名]江戸川散歩
小野カッパ
願いましては
パチパチと
そろばん弾き
脳トレ励む
[筆名]明バア
異動の日
ライトアップの
姫路城
散りゆく桜
見つめる二人
[筆名]宝塚夢子
きょう阪神
あすJR
あさって阪急
山の顔変わる
通院も楽し
[筆名]高嶋藍
コンクリの
森に佇む
青りんご
スピカの光を
放ち続けて
[筆名]美希
春しらす
夏は鱧だね
秋は鯛
冬はとらふぐ
おお淡路島
[筆名]宝塚夢子
雪降りて
城崎外湯
入りけり
蟹を食べたり
幸せになる
E
[筆名]跡治 理彦
でぇしょん?
挨拶交わす
気軽さが
播州赤穂
塩(えん)と縁のまち
[筆名]さくら
甲子園
みんなの夢が
つまってる
涙の数だけ
ドラマにあふれ
[筆名]ぷーか
県予選
甲子園にて
試合出来たは
三崎省三
在りし故
[筆名]荻野展男
神戸牛
支える母牛
田んぼ鋤く
おわれて見たのは
いつの日か
[筆名]ムロのシミズ
足腰を
鍛えるつもりは
ないけれど
六甲の紅葉見て登る
通勤の道
[筆名]けんけんぶぶ
春夏に
若人来たり
甲子園
青空向けて
白球飛ぶ
[筆名]跡治 理彦
揖保乃糸
孫の笑顔で
思い出す
母を送りし
あの暑き夏
[筆名]松本明彦
ホームにて
二杯食べてた
駅そばの
通学帰り
夕日に染まる
[筆名]姫山泉心
鉄塔の
美女が見守る
神戸港
船の灯りに
君の顔
[筆名]風灯里
子が離れ
ふたりのじかん
平海岸へ
海水浴に
C
[筆名]ともんが
ポーアイで
別れの記憶
なつかしむ
私の心は
貝の殻
[筆名]大河リリ
教育の
礎築く
師がおりし
兵庫の中央
豊岡の里
[筆名]やまやま
朝霧が
きっとおいしく
してくれる
丹波篠山
黒枝豆
[筆名]ささやまあきこ
よし行くぞ
学校おわり
三宮
一回降りて
長めの寄り道
[筆名]坂道で膝しっかり
昼夜して
煙たなびく
陶の郷
陶工(とうく)の技を
つないで磨く
[筆名]茶筅頭
雲のない
晴れの日なんて
超レアよ
仕事休んで
竹野の海行こ
[筆名]すえきち
一夜明け
カニはいずこへ
今ふたり
おなかの中は
エビがぎっしり
E
[筆名]ワタナベゆうこ
尼ぶらり
えびす神社で
笑けくる
七福神の
コミック色紙(シキシ)
[筆名]寺島すみえ
辰鼓楼
見上げ往時を
偲んだら
太鼓の音も
聞こえるようだ
[筆名]安田蝸牛
立冬に
百年ぶりの
小夏日や
丹波篠山
枝豆肥える
[筆名]野田悦治
宝塚
乙女欠かせぬ
炭酸と
赫(あか)きダリアと
バレエの稽古
[筆名]松嶋豊弐
牛、カニや
猪(シシ)まで歩む
銀の道
行く手に待ってる
水仙の花
[筆名]森田 公一
カレーパンの
中にきらきら
反射する
淡路玉ねぎの
たしかな甘さ
[筆名]石村 まい
城崎の
お湯はちょっぴり
熱いから
冬に訪れたいよ
一人で
[筆名]しんくわ
はじまり館
五国を学び
知る歴史
我がご先祖は
清盛かもね
[筆名]あじゃむ丸
旅終る
ビルが増えてく
窓の外
ひきとめないで
二重虹
[筆名]城崎は木の先
明石城
全方向に
散らばって
鬼ごっこする
14の春
[筆名]紫月暁雫
篠山の
大栗みたいに
渋抜けて
旨いぞ
退職後の主人は
[筆名]てるてる坊主
ありがたく
今日もいただく
黒枝豆
ちぎってはゆで
ちぎってはゆで
[筆名]丹波パグ太郎
里山は
落ち葉の絨毯
冬支度
兵庫五国に
グルメ旅
[筆名]丹波 毅
ペーロンの
ドラと太鼓と
波飛沫
寄り添い観戦
相生の松
[筆名]ポコやん
城崎で
カニをたらふく
食べた夜は
主の顔まで
蟹に見えたり
E
[筆名]葉月かな
もうタイヤ
替えた?のあいさつ
ここちよく
こうして但馬の
冬が始まる
[筆名]伊藤 京子
摩耶山で
懐かしき方と
おしゃべりし
ゆったりほっこり
こころ充電
[筆名]yamasuki702
ヒメボタル
うつむく気持ちも
飛んでいく
林田川の
帰り道
[筆名]藤影フジ
旧線を
歩き眼下の
渓流に
あの日の汽車の
窓をふと
[筆名]太郎からす
月から金
自分なりに
駆け抜けた
私を癒す
神戸の夜景
[筆名]のんびりやさん
湯が好きで
城崎有馬
はしごして
肩書脱いで
ひらがなとなる
[筆名]江戸川散歩
温泉に
つかるわたしも
心の中
あなたと浸かる
湯にてほっこり
E
[筆名]しげ3
口悪い
播磨の人の
しゃべりかた
そんなことない
実はいいひと
[筆名]だいピチ
晴れのまち
明石に住む吾を
先輩は
「この子ののんびり
瀬戸内気候」
[筆名]たこママ
山の中
イガに守られ
丹波栗
甘味の中に
渋みを秘めて
[筆名]茶筅頭
赤とんぼ
口ずさみつつ
寅さんの
播磨のロケ地
夕焼け小焼け
[筆名]あかとんぼ
路地ゆけば
換気扇から
流れくる
甘辛い風
釘煮の春よ
[筆名]ワタナベゆうこ
凛とした
その佇まい
花のみち
菫のような
人になりたい
[筆名]かも
寄せ集め
てんでバラバラ
今やほら
五つ集えば
文殊の魅力
[筆名]野内 信乃
ポスターの
五国を五色で
塗り分ける
虹みたいだね
どこから行こうね
[筆名]えんがわ
スケッチに
三間四面の
鶴林寺
聖徳太子の
学舎の地よ
[筆名]松浦 伸
手を曳かれ
ええとこええとこ
新開地
夢の残滓の
眠ってまひる
[筆名]太郎からす
五色塚の石
ひとつひとつに
心あらば
鎮魂どころか
踊る魂
[筆名]岬太朗
砂時計
明石の友と
玉子焼き
積もる話も
あと少しだけ
A
[筆名]パン大好き
カニ歩き
進化版なる
二足歩行を
ふたりしており
晩餐のあと
E
[筆名]石村 まい
令和の代に
生まれし子と
どんぐりをひろう
いなみ野万葉の森
[筆名]朝来水香子
かきおこの
怒れるかきの
じゅうじゅうじゅう
ヘラでこそげる
日曜の午後
[筆名]彷徨う蛙
出身地
どこか問われて
答えるが
そこはちがうねん
隣の府やねん
[筆名]伊丹空港(大阪国際空港)
子午線の
まちで瞬く
冬星の
神も目を剥く
隣人のアレ
[筆名]チツモ
武庫川に
もはや河鹿の
声はなく
月は出待ちの
乙女をぬらす
[筆名]さつき
コウノトリが
日課の祖父は
のんべえで
来世は灘に
巣を作るかな
[筆名]しのみー
海と山
神戸を彩る
2つの夜景
今日はなんだか
心に染み入る
[筆名]そして神戸
足ふたつ
無い松葉蟹を
買う俺も
世間的には
訳ありだろう
[筆名]田中 佳
城崎の
外湯めぐりし
湯籠手に
川のほとりで
君待つ時間
E
[筆名]ぱんだや
待ち合わせは
そごうと言って
言い換える
思い出のページは
そのままにして
[筆名]山田恵子
うまいかと
雷満月
チャンポンメン
鞄にぎっしり
故郷発つ朝
[筆名]かすみそう
友はもう
母の顔つき
昆陽池に
日本列島
ぽわんと浮かぶ
[筆名]星野珠青
日の本の
経緯交わる
へそにある
柄鮮やかな
播州織
[筆名]しゅらく
「誰か紹介して」と頼まれ
連れて行く
昭和レトロな
須磨浦遊園
[筆名]宝塚夢子
山ばかり
ああ山ばかり
山ばかり
山一つにも
いろいろあるけど
[筆名]宍鹿
あの頃は
酒蔵巡り
興味なし
今は往きたい
灘・西宮
[筆名]パン大好き
都会へと
憧れ出たが
兵庫五国を
グルっと回っていただけ
D
[筆名]いちばさとえ
涼しげな
音色に魅せられ
姫路行
やっと手にした
明珍火箸
[筆名]日日 好日
亡き父と
歩いた宍粟の
森林(もり)の中
四季折々の
風とせせらぎ
[筆名]みほまる
県外の
友だち来たら
楠公さん
あとは有馬と
ハーブ園
F
[筆名]坂本 照子
兵庫の
秋は味覚の
玉手箱
栗に枝豆
柿に松茸
[筆名]中川 勇一郎
フカヒレも
蛙唐揚げ
タンタンも
全部神戸が
初めてでした
[筆名]鈴鹿 茉莉
黒豆を
買って来たから
問うことを
止めよう夫の
謎の一泊
[筆名]木内美由紀
兵庫県と大阪府
タイガースの
引っ張り合い
[筆名]優勝
右に駒
左に闘志
夢掲げ
「棋士のまち」の子
今ぞ羽ばたけ
F
[筆名]谷川 香
玉子焼き
仲良く座る
あげ板へ
ぽよぽよほかほか
ひだまりのよう
A
[筆名]みえ
銭湯の
帰りに父と
した約束
「ポートタワーに
一番乗りや」
[筆名]山田恵子
誰といて
どこから来たか
なんてこと
灘五郷では
皆がへべれけ
[筆名]しのみー
耳澄ませ
十五夜の夜
音楽会
灯りを消して
息をひそめば
[筆名]苑居祐
照りつける
暑さの中に
群れて立つ
いちめんレモン
色の向日葵
[筆名]平岡真由美
s o r aかさい
鶉野(うずらの)の地で
特攻の文(ふみ)を読むとき
涕泗(ていし)流れる
[筆名]みえ
甲山
夕焼け背負って
下り坂
駆け降りて行く
影法師たち
[筆名]はる
駅降りて
二分でビーチの
須磨海岸
ビキニで電車も
珍しからず
[筆名]太郎からす
さえわたる
みどりのまつ(松)に
コウノトリ
ツル(鶴)は松には
止まらぬを知る
[筆名]N子
きみの頬
夕陽が染める
瀬戸内の
よせる波音
愛のあかしに
[筆名]タコフェリーLOVE男
淡路の陽
薫るスパイス
おみやげに
今でもずっと
笑いあえるね
[筆名]♫Dance’emとらのこ♫
軽やかに
モンベル背負って
日帰りで
さくらやまなみ
バスに乗り込む
[筆名]東雲花巻
ほくほくと
炊きあがったよ
栗ご飯
丹波の寒い
夜のぬくもり
[筆名]宝塚夢子
歌えるで
有馬と淡路の
CM曲
宍粟も読めるし
神姫はバスやで
[筆名]兵庫県民やもん
香港の
田舎から来し
三人に
雪の城崎
但馬へ誘う
[筆名]今井登美子
走るきみ、
ひと目見たくて
最前列
芝・空青々
かつてのゆり中連体
[筆名]かつてのゆり
あんまよく
知らんねんけど、
神戸ではアホのこと
ダボって言うらしい
[筆名]AnonA
まだ慣れぬ
阪急電車の
タイガース
阪神電車の
駅の阪急
[筆名]太郎からす
月見山
阪神高速
ジャンクション
カーラジオより
流れる魅惑
[筆名]紅まどんな
えきそばの
椀に映りし
割り箸や
白鷺城への
一本道
[筆名]絢里 絢李
ぎっしりと
大きく雅
大納言
小豆ぜんざい
まんぷくでおじゃる
E
[筆名]丹波パグ太郎
長袖の
シャツからとくと
注ぎ込め
山田錦の
田わたる風を
[筆名]ネコノカナエ
え!出身同じやんか、
地元どこ?西脇?
あそこか、おへそのとこ!
[筆名]AnonA
年の瀬に
大鍋に浸かる
丹波の黒豆
亡き祖父思う
故郷の味
[筆名]どっぴんしゃん
ワンランク
落として捌く
魚の棚
旬な彩り
B級グルメ
A
[筆名]長谷川誠晏(セイアン)
須磨の浦
ロープウェイで
山頂へ
夕陽に染まる
貴女のうなじ
[筆名]春空
摩耶山に
蝉鳴きどよみ
いらだ々し
稿ならずして
日は傾けり
F
[筆名]河上輝久
山側は
価値がわからぬ
路線かな
海岸線の
不遇なことよ
[筆名]紫月暁雫
桜より
近所で感じる
イカナゴの
今年も来たな
神戸の春
[筆名]のんちゃんばあば
どこまでも
自転車で行ける
気がしたよ
君と共に
西宮の道
[筆名]ひとときの
頼まれて
鍋島段通
送ったね
赤穂の会館
お元気ですか
[筆名]ぱせり
青空に
真白き姿
姫路城
二人で見上げ
力みなぎる
[筆名]笑顔満開
ため池に
降り立つ白は
こうのとり
小魚つばみ
また旅に出る
[筆名]松尾優志
ぬくまる手
旦那にのばす
有馬温泉
帰り外気の
冷たさ途方に暮れ
[筆名]どっぴんしゃん
牡蠣求め
はやる気持ちを
冬風に
冷ましてゆっくり
室津への路
[筆名]紺野トリヲ
「播磨では
見ない顔ね、
ぼく?わたし?」
「かわいい僕です」
晴れた日の午後
[筆名]しのみー
春花見
夏羽束川
秋は栗
冬は光の
饗宴巡り
[筆名]兵庫LOVER
旅先の
山城浮城
愛でれども
うつくしきかな
わが白鷺城
[筆名]たまき母
まちあるき
仲間とともに
タイムトラベル
九鬼の屋敷に
思いを馳せる
[筆名]あじゃむ丸
妻鹿漁港
『釣れてますかと』
声を聞き
かえり見すれば
30年ぶりの同級生
[筆名]ふぁいん
姫路駅
新快速が
やってくる
急げ駅そば
残り二口
[筆名]代々播磨人
丹波産
黒豆ふっくら
柔らかく
蛋白たっぷり
お節に添える
[筆名]生田律子
神戸市と
いへどもそこは
神戸にあらじ
北区西区の
かなしからずや
[筆名]太郎からす
坂を見て
北を判断
お友達
峠を越えたら
迷子確定
[筆名]神戸生まれ神戸育ちのゆーくま
摂丹を
行きつ戻りつ
有馬越え
虎バッグ背に
野球聞きつつ
[筆名]駄目虎
かつめしを
B級グルメと
言うなかれ
病みつきになる
デミグラスソース
[筆名]松浦 伸
うずしおの
大洗濯機で
いらんもん
全部流して
あ〜すっきり‼︎
[筆名]人生折り返し地点を好走中
甲山
初雪まだかと
薪をくべ
今か今かと
待ちおりしかな
G
[筆名]野崎眞奈美
ペダルこぐ
視野の半分
海の道
ぐるり一周
オノコロの島
[筆名]にゃん
今は死語?
武庫の山並み
茅渟の海
覚えられたは
校歌のおかげ
[筆名]石波 香奈
誇らしい
気持ちで眺める
姫路城
威風堂々たる
姿よTOWA(永遠)に
[筆名]鈴香
城崎で
投石してる
石の壁
直哉の気持ち
知りたき10代
[筆名]やまやま
イナイチや
イナロクと呼ぶ
国道に
肩を並べる
産業道路
[筆名]県道13号
山颪
木々と街とを
通り抜け
キラキラ光る
海へと届く
[筆名]ぴゅあり
君聴きし
いつかの波音
いずこかと
一人で探す
須磨の海岸
[筆名]谷川 香
老いゆきて
墓参はるけき
但馬路の
氷ノ山麓
しぐれているらし
[筆名]伊藤由紀子
丹波栗
記紀にも紹介
された味
時空を超えて
広く知られる
[筆名]破れ蓮
揺るがない
求心力が
そこにある
もう15分も
DINDONの前
[筆名]かのえ
篠山と
丹波は別や
言うとんねん
ぬるい水で
顔洗う夏
[筆名]ねこ
徹夜明け
テストの後の
草むしり
世界遺産の
姫路城
[筆名]姫路と佐用のハーフ
岩津ねぎ
瑞々しさと
その甘さ
天ぷらにして
小鼓一献
[筆名]横山春芳
南へと
進む足取り
止むこと無し
北へ進めば
足取り重し
[筆名]TOMOAH
日本海
明石海峡
鳴門まで
それぞれの海
それぞれの恋
[筆名]あおっきー
魚の棚
お宮参りや
初節句
七五三でも
明石のご馳走
[筆名]あの日あの時
湯の香り
欄干凭れ
城崎に
文豪描く
生き様に触れ
[筆名]P&W
トレロンを
お供にベランダで晩酌
夜空にみなと
神戸の花火
[筆名]紫野
餌ねだる
水族園の
海亀よ
瞳の奥に
龍宮を見た
[筆名]絢里 絢李
[筆名]大渕 航
宮水で
育った誇り
忘れない
神宮御神酒は
故郷の酒
[筆名]humming
片言の
英語で夢を
語り合う
灘五郷イズ
小さな世界
[筆名]しのみー
ポートタワー
お色直し後
お披露目会
乙女の如く
徐々に見せてく
[筆名]鮊子
子の為と
通いし人博
十数回
気づけば私が
恐竜博士
[筆名]人と自然の博物館ファンクラブ会員
[筆名]桜小町
生野越え
弁当忘れても
傘忘れるな
[筆名]播磨 惺窩
ヨーイヤサ
やっさ漂う
紙垂(しで)の海
太鼓の響き
波かぶる如(ごと)
[筆名]やっさ嘉久造
発表が
イマイチだった
日の夜に
途中下車して
落ち葉踏む君
B
[筆名]しのみー
石垣の
隙間に見つけた
白蛇を
大人の今でも
覚えています
[筆名]ここ
渡り来る
アサギマダラに
問ひ掛ける
兵庫は如何に
次は何方へ
[筆名]愛 植夫
魚ん棚
通りにひびく
売り声に
蛸は逃げ出し
鯛は跳ねてる
[筆名]生田律子
黙浴の
張り紙ありて
鴻の湯の
湯船で小さく
鼻歌歌う
[筆名]秋山敦盛
電車乗り
塩屋と須磨の
間には
海とひとつに
なるひとときが
[筆名]岬次朗
港湾に
どでかい倉庫
どどんとな
港神戸の
ど迫力かな
[筆名]ワタナベゆうこ
君がいう
シャネルまがいの
暮夜灯り
市章山へと
越える言の葉
[筆名]啓蟄
『陸がある!』
千葉から来た友
驚いた
子どもの絵の訳
納得し
[筆名]ヒラタ エイコ
両の手に
大橋握って
浮かんでる
淡路の空気は
とても美味しい
[筆名]山田恵子
桃色の
じゅうたんに立ち
この時季が
巡り来たねと
コスモスの丘
[筆名]平岡真由美
父がいて
母が微笑む
元町の
本屋が我が家
こころの居場所
[筆名]山田恵子
まだ踏めず、
君の住むまち
宝塚
住所はとうに
暗記したのに
[筆名]鈴鹿 茉莉
デートなら
神戸空港
行ってみた?
夜景が綺麗
夏は花火も
[筆名]パン大好き
忘れたい
思い出ばかり
落ちている
スカイパークが
こんなに広い
[筆名]朝野陽々
神戸っ子
響きにうふふと
酔う自分
産まれた跡地は
玄関口よ
[筆名]あじゃむ丸
どこまでも
澄み渡る空
摩耶山上
小さな悩み
すっと消えてく
[筆名]yamasuki702
初デート
海にドライブ
目的は
イカ釣船の
イルミネーション
[筆名]但馬貴公子
潮干狩り
互いに塗り合う
日焼け止め
照り返す波
新舞子浜
[筆名]藤影フジ
タクシーで
次を北へと
言っとうのは
まぎれも無いな
神戸の血やな
[筆名]のんちゃんばあば
やり直す
ことは出来るさ
西北の
時計台から
今ファンファーレ
[筆名]涸れ井戸
湊川
とおり賑わう
店めぐり
三百万で
ひき肉を買う
[筆名]みえ
消え失せし
怪しき猥雑
モトコーの
蟻の巣穴も
今は昔か
[筆名]太郎からす
小籠包
テイクアウトの
南京町
メリケンパークで
舌鼓打つ
[筆名]江戸川散歩
姫路城
これから息子を
よろしくと
祈りに祈った
弥生ははるかに
[筆名]まほろば (松井理恵)
靴のまち
慣れないヒール
履いてみた
だってあなたと
手を繋ぎたい
[筆名]うさちゃん
神様が
描いた雲の
モザイクを
見せてあげたい
都会の君に
[筆名]山田恵子
ハロウィンの
太陽公園
いと怖し
初めて聞いた
彼の絶叫
[筆名]TOMOAH
駅降りて
山の冷たい
風感じ
見上げる空に
満天の星
[筆名]朝原 令
そこかしこ
掛け声飛んで
魚の棚
蛸さえ立って
走って逃げる
[筆名]太郎からす
世界への
出入口なる
港から
街に異国の
種が溢れる
[筆名]貴田雄介
下町の
路地の迷路で
かくれんぼ
楠公さんと
昔の話
[筆名]山田恵子
わすれない
成人式の
きみの笑顔
神戸へもどる
その後ろ姿
[筆名]はたちのままの美しい人
寒さゆえ
シベリアだとか
チベットと
呼ばれて久し
ここは三田市
[筆名]松原砂登美
加古川に
住むあの人の
今、未来
ひだまりであれと
願う ここから
A
[筆名]谷川 香
亡き祖父が
買ったファミリア
捨てられず
小さなケープ
眠り続ける
[筆名]鈴鹿 茉莉
郵便に
大阪府と
書いてある
伊丹は兵庫
別にええけど
[筆名]伊丹のぼやき
播但道
生野を越えると
雨か雲
帰ってきたなと
思う瞬間
[筆名]但馬貴公子
国宝も
世界遺産も
知らなんだ
いつもお城は
そこにあったよ
[筆名]姫山泉心
明石より
やっぱりあなたに
似合うのは
われ関せずの
塩屋海岸
[筆名]しのみー
旧居留地
デビューは大丸で買った
ジルスチュアートの
ハイヒール履いて
[筆名]紫野
ひとりでは
乗ったことない
だからこそ
思い出駆ける
オノコロのソリ
[筆名]紫月暁雫
旅先で
知った「かつめし」
自宅でも
作ってみるが
味違う不思議
[筆名]谷川 香
六甲は
みんなあおくて
海の色
空の色そして
揺れる樹々の葉
[筆名]平岡真由美
トライやる
ウィークの旗
行進す
いつかの僕に
エールを送る
[筆名]絢里 絢李
豚まんの
首脳会議が
あるという
南京町で
霜月のころ
[筆名]みえ
涼しげな
音色に魅せられ
姫路行
やっと手にした
明珍火箸
[筆名]日日 好日
久しぶり
夫とふたり
有馬の湯
自然学校
子の留守中
[筆名]あまなつこ
センター街を
闊歩していた
跡形が
ほらあそこにも
残っているよ
[筆名]山田恵子
地下街が
あると知らずに
歩いてた
ごめんさんちか
残酷だった
[筆名]二枝紗莉惟
値上げして
家庭の一品(ひとしな)
姿消す
やみつきになる
いかなごのくぎ煮
[筆名]TOMOAH
生まれはと
訊かれて山と
海浮かぶ
神戸というは
そういうところ
[筆名]山田恵子
私には
街がふるさと
三宮の
バスターミナルに
待つ母がいる
[筆名]山田恵子
温泉で
初めて語る
腹の内
カニがぎっしり
夢がびっしり
E
[筆名]桜小町
新品の
きみが着ている
シャツの色
竹野の海の
青に似ている
[筆名]桜すず
白く濃く
霧おり来たる
播磨野に
心のうちを
そっと隠しに
[筆名]ゆかごん
姫路城
本物よりも
綺麗だな
栞に映る
白いお姿
[筆名]紫月暁雫
「山側で
待っているね」と
LINE(ライン)あり
君へといそぐ
大丸のなか
[筆名]みえ
大丸を
スタート地点に
したはずが
気づけば戻ってくる
交差点
[筆名]こもりあやみ
秘密とて
百九十八段
登り友の
初恋聞きし
男山
[筆名]寺島すみえ
雪のよな
真白な塩で
身を清め
浪士討ち入る
陣太鼓鳴る
[筆名]にゃん
白鷺の
羽を広げて
碧空に
つんざき抜ける
城に文句なし
[筆名]寺島すみえ
有岡の孤城
その地踏みしめ
今は亡き村重の魂
[筆名]右馬 帆乃夏
千種川(チクサガワ)、
市川、加古川、
揖保川の
河口であふあふ
瀬戸の小魚
[筆名]寺島すみえ
御座候
アカかシロかで
恋占い
次はいけるか
アカが出たから
[筆名]今回もダメでした
甲子園
球児たちの
熱い夏
離れていても
歓声止まず
[筆名]松尾優志
鬼太郎の
生まれた街を
見下ろして
一反木綿は
ふりふらひらり
[筆名]太郎からす
播州の
秋を彩る
曼珠沙華
道立つ紙手と
競う紅
[筆名]菊には蝶
みなとまち
画家が愛した
百景へ
出かけてみよう
君と一緒に
[筆名]福島 始
天然の
氷切り出し
氷室入り
六甲枝垂れ
月冴え渡る
[筆名]P&W
今はもう
世界遺産の
城堀に
犬と除きし
フクロウの住処
[筆名]寺島すみえ
どこ生まれ?
兵庫生まれと
答えれず
少しサバ読み
言う大阪府
[筆名]暇神メラノリス
コスモスが
朝日照らされ
美しい
寝ぼけ眼の
素顔の笑顔
[筆名]苑居祐
親友が
送ってくれた
夜景写真
ハーバーランド
もうクリスマス
[筆名]パン大好き
かに漁の
無事とお陰に
感謝して
岸で手伝う
家族の笑顔
[筆名]松葉かに子
何もない
田舎だけれど
自慢する
水道代と
塩の街だと
[筆名]佐竹草流
京のはも`
なにわのはもと
言うけれど
取れた所は
淡路島沖
[筆名]大島敦子
神戸市と
いへどもそこは
神戸にあらじ
北区西区の
いとかなし
[筆名]太郎からす
若き母
バイトに通った
アーケード
今は私が
鉄人見上げて
[筆名]有職太郎
登校時
脇目もふらず
駆け抜けて
いつも変わらず
ある姫路城
[筆名]チャリ通
錆色の
滝をゆっくり
登りゆく
加古川線の
各駅停車
[筆名]A. N.
やっさ舁(か)く
まわし姿に
惚れたけど
祭り過ぎたら
ただのオッサン
[筆名]やっさ嘉久造
御座候
おまんら食べえと
義父の声
懐かしすぎて
餡がしょっぱい
[筆名]めぐみんぬ
友情の
あかしでもらった
コンバース、
豊岡じゃ
履きづらいって
[筆名]大学一年生
岩文字に
春夏秋冬
はめこんで
橋を飾るや
舞子公園
[筆名]紫月暁雫
空っぽな日
北野坂にて
パンを買う
私の世界
ひだまりになる
A
[筆名]コキャ
ぼっかけも
追加しとけば
よかったな
初のそばめし
ラスト一口
[筆名]Macky
ベランダに
降りて眺める
有馬富士
かかる濃霧が
寒さを告げる
[筆名]兵庫LOVER
盤上の
燃えるセッション
終わり告げ
静寂戻る
秋鶴林寺
[筆名]谷川 香
初飛来
鹿児島の地に
コウノトリ
五国の足環
友の便りに
[筆名]P&W
業平も
源氏も来る
須磨の浦
明石大門に
陽は沈みたり
[筆名]松本 文雄
いかなごを
こうなごと言う
土地に来て
それでも炊けば
ふるさとの味
[筆名]イシモチの唐揚げ