県公式・兵庫五国連邦プロジェクト

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U5Hことわざ辞典

U5Hことわざ辞典に
たくさんのご応募を頂きまして
本当にありがとうございました!!
選ばれたことわざに加え、
審査会の様子をお届けします!

デジタルブックに掲載することわざを決めるため
編集長の納 健太郎さん、U5Hスタッフが集まり
審査会を開催しました。
応募された240以上のことわざを前に、
全員で3時間近く悩みに悩んだ結果、
34のことわざが選ばれました。

明石海峡大橋を
叩いて渡る

  • [意味]
    意味不明なくらい慎重が過ぎること。石橋どころではない。
  • [例文]
    あの人は明石海峡大橋を叩いて渡るタイプやからなあ。

PN:海上ウォー!ク

赤白つける
(あかしろ つける)

  • [意味]
    御座候の赤(あんこ)と白(白あん)をつける。
    赤の方がよく売れるが白も良い。どっちもいい。
  • [例文]
    彼は、かっこいいと可愛いの赤白つけた顔だ。

PN:みっちゃん

朝ごはんに
ホルモン焼うどん

  • [意味]
    佐用の名物ホルモン焼うどんは、とても美味しいけれど朝食にはいささか不向きだ。
    転じて、良いこともタイミングを誤れば思うような効果を発揮しないという意味。
  • [例文]
    トイレの最中にプロポーズをされても、それは朝ごはんにホルモン焼うどんだ。

PN:アカプルコの青い翼

後も祭り

  • [意味]
    祭りの日だけが祭りじゃない。
    祭りが終わってからも祭りなのだ。
    余韻で楽しむ事。酔いしれる事。
  • [例文]
    この日本酒は、後も祭りだね。

PN:みどりんご

尼崎センタープールに
泳ぎに行く

  • [意味]
    尼崎センタープールはプールとはいえ競艇専用なので、人は泳げない。
    いわゆる的外れな行為を表す。
  • [例文]
    風邪で熱があるのに、暖を取りにサウナに行くだと?なんて的外れな。尼崎センタープールに泳ぎに行くような真似はよせ。

PN:泳ぎに行くならアマラーゴ

アマに入れば
アマにしたがえ

  • [意味]
    その土地やその環境に入ったならば、そこでの習慣ややり方に従うべし。たとえそれが独特すぎたとしても。
  • [例文]
    何やここ!まだ開幕前やのに商店街に阪神優勝マジックが点灯してるやん!巨人ファンやけどしゃーない。アマに入ればアマに従えや。

PN:サムソン冬木

淡路で
カニを食べる

  • [意味]
    いくら美味しくても、わざわざ淡路で食べる必要はないことから、似つかわしくないことの例え。
  • [例文]
    今日の集まりにその格好は、淡路でカニを食べるようなものだよ

PN:ブリッジ

馬の耳に
デカンショ

  • [意味]
    300番以上歌詞があるデカンショ節。大人しくて優しい性格の馬ですら音を上げるほど「長いやんけ」という意味
  • [例文]
    部長の乾杯の発声、早よ飲みたいのにいつまで経っても終わらんな。さすがに温厚と言われる私でも「馬の耳にデカンショ」やわ。

PN:NiziUあご

圓教寺の舞台から
飛び降りる

  • [意味]
    清水の舞台がマックス思い切った決断とすれば、まあまあ中くらいの決断をすること。
  • [例文]
    この間クーラーが故障して、もうちょっとしたら涼しくなるからいらんかな〜と思って悩んだけど、圓教寺の舞台から飛び降りる気で新しいのを買った

PN:阪神優勝セール

おでんに
生姜醤油

  • [意味]
    一見合わなさそうな組合せだが、実は相性抜群なこと。意外なこと。
  • [例文]
    あの人一匹狼やと思ってたけど、話してみたら明るい人で、めちゃくちゃ話盛り上がったわ。おでんに生姜醤油やわ。

PN:三連複

小野のやきそば
佐用のうどん

  • [意味]
    「小野のやきそば佐用のうどん、ホルモン入れたら皆うまい」とつづく。
    ホルモンがやきそばもうどんもおいしくしているというところから、物事を円満にまとめる様、そういった素質のある人を表す。
  • [例文]
    今年の祭りも山田さんがおったら、小野のやきそば佐用のうどんっちゅうやっちゃな!

PN:りんご亭アプ太郎

香住っ子の
カニ嫌い

  • [意味]
    香住の子供は小さい頃から身近にカニがあり食べる機会が多く、そのせいか知らんけどカニが好きではない子が多い。他の地域の人にカニ好きではないって言った時にええなんで!?美味しいのに!?もったいな!とびっくりされるように、当たり前だと感じてとてもいい環境にいることに気づかないこと。ありがたみを感じてないこと。
  • [例文]
    毎朝お母さんが起こしてきてうざいんやんなーー
    あんたそんなこと言ったらいけんで(ダメだで)。そんなん香住っ子のカニ嫌いやん。

PN:37歳イケメンJK

気がついたら
上郡

  • [意味]
    酔って乗り過ごすこと、取り返しのつかないこと
  • [例文]
    急に別れ話を切り出されたよ。気がついたら上郡だったよ。

PN:新快速くん

神戸の威を
借りる

  • [意味]
    神戸市民以外の兵庫県民が出身を聞かれた時に「神戸です」と答えること。
  • [例文]
    他県民「ご出身は?」
    赤穂市「神戸です」
    神戸市「神戸の威を借りてるわ...」

PN:生粋の神戸人(?)

神戸ママに
電チャリ

  • [意味]
    その人にとって最も最高なプレゼントの例え。
    電チャリとは、電動自転車のことで、坂道が多い神戸市では、電チャリは神具と化す。
  • [例文]
    この前彼氏からもらった指輪は、私にとってまさに、神戸ママに電チャリだった。

PN:H.S

三線寄れば
文殊の知恵

  • [意味]
    JR・阪急・阪神が通っている阪神間。たとえ一本電車が止まっても三線あるので、なんとかなってしまう。とりあえず頭を切り替えて、他の方法を考えろという例え。
    しかし、堂々と休めないので、返って迷惑な時もある。
  • [例文]
    あかん!完全に煮詰まった!
    いや、待てよ。
    「三線寄れば文殊の知恵」や!

PN:なんで芦屋なんだよ

四面蕎麦
(四面楚歌)

  • [意味]
    出石に行くと蕎麦屋がたくさんあること。転じて同じものに取り囲まれること。
  • [例文]
    今週は麺類ばっかりやなあ。まるで四面蕎麦や。

PN:豊岡出石インター

たつのの
薄口醤油

  • [意味]
    薄口醤油というのに、濃口より辛い。肩書きや、見かけだけではわからない。
  • [例文]
    あいつはたつのの薄口醤油やわ。

PN:錆びのカス

敵に赤穂の
塩を送る

  • [意味]
    どんなに揉めていても、誰もが喜ぶ贈り物でたちどころに仲直り。そんな「切り札」的な意味。
    混沌とする世界情勢の今こそ「赤穂の塩」を。
  • [例文]
    「このプロジェクトを進めるにはいつも鬱陶しいアイツの協力が必要だ」「ここは一つ敵に赤穂の塩を送るしかないな」

PN:セギノール・ボラギノール

照る栗は
売られる

  • [意味]
    良くできたものは家で食べず、ご近所さんとかにお裾分けされがち。
  • [例文]
    A「今年はえぇのんできたな〜」
    B「けど、あれやろ?どうせ、よそに嫁入りするんやろ?」
    A「せやねん。『輝る栗は売られる』言うてな、家で食べるんはどうしても売れ残りの虫喰いのやつとかになってしまうねん」「まぁそれも美味しいんやけどな〜」

PN:かにしか

濡れ手で
炭酸せんべい

  • [意味]
    食べると唇や口にくっつく炭酸せんべい。
    濡れた手で炭酸せんべいをつかむと、たくさんのせんべいがくっついてくる(はず)。
    何の苦労もしないで、とてつもなく大きな利益を得ること。
  • [例文]
    やはり宝くじですね。
    「うぉーっ!大当たり!濡れ手で炭酸せんべいや!」

PN:湯あたりはずれ

ノドグロの
ノド

  • [意味]
    外見は美しくとも腹の内は真っ黒かもしれないということ
  • [例文]
    有名な女優の不倫騒動の記事を見て「美人で天然で可愛いって言われてたのにノドグロのノドやったんやな~」

PN:りんご星人

廃墟も
女王になる

  • [意味]
    摩耶観光ホテルのように、「廃墟の女王」と称され、登録有形文化財になるほど、人々の知恵や尽力でなんとかできること。
  • [例文]
    自分はダメ人間と腐ったらあかん。廃墟も女王になる。

PN:ダメ人間

日帰りの
有馬温泉

  • [意味]
    気軽に贅沢を味わうこと
  • [例文]
    ワンメーターやったけど暑かったからタク乗ったった
    日帰りの有馬温泉やわ

PN:きのこのこ

一国を知り
四国を知らぬ

  • [意味]
    同じ県に住んでても他の場所をよく知らない事から転じて、物事を一つだけ知って天狗になってる様
  • [例文]
    「あの人は一国を知り四国を知らぬだから……信用したアカンで」

PN:こもたん

姫路城の
天守閣から目薬

  • [意味]
    思うようにいかないこと。むしろそれを楽しむさま。
  • [例文]
    クリスマスに向けてアタックし続けてるけど、なかなか姫路城の天守閣から目薬だね。

PN:城マニア

プレゼンに
播州弁

  • [意味]
    似つかわしくないこと。やってはいけないことだが、本人はそのことに気づいていない場合が多いとき。
  • [例文]
    謝りに行くのに、その格好はプレゼンに播州弁やな。

PN:播州弁ってそんなに怖いですか?

北摂栗の
皮の如し

  • [意味]
    かたくバリアをはっていそうだが実は結構すんなり心を開けてくれる人のこと
  • [例文]
    あの人怖そうだけど、話してみると北摂栗の皮の如しだよ

PN:もえ

松葉ガニが
秒針をはさむ

  • [意味]
    時間が遅く進む感じがする
  • [例文]
    今日の生物の時間松葉ガニが秒針をはさんどった

PN:まめ

三木刃物の
つかみどり

  • [意味]
    危ない!やめとけ!と注意したくなる様子
  • [例文]
    トラの檻の中に入りたい?そんな三木刃物のつかみどりみたいなマネはよせ!

PN:世界に誇る播州三木打刃物

耳にして
貝にあらず

  • [意味]
    揖保川流域の住人は損保をついイボと読んでしまうことから、見慣れている物でも気を抜かずしっかり観察するようにとの教え
  • [例文]
    「冷凍の明石焼き買ってきたつもりが、たこ焼きやったわ」
    「良く見て買わな。耳にして貝にあらずやったな」

PN:がこちゃん

山を見たら、
北だと思え

  • [意味]
    神戸、芦屋エリアの住民は、本能的に『山があるほうが北』だと思ってしまうこと
  • [例文]
    阪神芦屋駅で阪急芦屋駅はどちらですかってきかれたから、山に向かってまっすぐやって教えてあげたわ。山を見たら、北と思えやねん。

PN:ぴよ

老祥記の
閑散

  • [意味]
    常に大行列の豚まん店、老祥記が閑散としている位に稀な事。
  • [例文]
    こんな事ってある!?
    まるで老祥記の閑散やん。

PN:にゃろは

六甲山は
マウントをとらない

  • [意味]
    本当に立派な者は、優位性を示したり他者を貶めたりしないことのたとえ
  • [例文]
    あの社長、大きな仕事バリバリやってるのに、偉そうにしないどころか腰が低い。
    六甲山はマウントとらない、を、地でいく人やね。

PN:100万ドルの余計

選考会では編集長の納さんをはじめ、
U5Hスタッフが気になることわざを
まずは挙げていきました。

納さん
まず「四面蕎麦」ですが、3年ほど前に家族で出石に行った時に、本当にその状態だったので、上手いなと思いました。四面楚歌は少しネガティブな印象ですが、好きなものに囲まれることに使えるかなと。
尼崎センタープールに泳ぎに行く」は、そんなやつおらんやろっていうツッコミが浮かんで、観点がうまいなと思いました。笑いを伴って伝わるのがことわざらしいなと。
朝ごはんにホルモン焼うどん」これは微妙なラインの突き方というか、一瞬ありかなと思ったり、おかしいなと思ったり、その微妙さが面白いなと思いました。
全体として“言葉の顔つき”と言いますか、言い回しが気になったものを選んでいます。ことわざとして人の心に定着しそうなものですね。
スタッフA
全体としては3つの観点から選びました。リズム感、情景が浮かぶ、批評性があることです。「馬の耳にデカンショ」もうこれはリズムが良いですね!「四面蕎麦」説明不要でよかったです。「プレゼンに播州弁」これは私たちもプレゼンをする機会があるので、グッと刺さりました。東京でも関西弁話すような感じですね。「小野のやきそば 佐用のうどん」これは「小野のやきそば 佐用のうどん、ホルモン入れたら皆うまい」という意味が上手かったですね。
スタッフB
私はことわざってなんだっただろう、と思いながらちょっと考えさせられるものや“余白”があるもの。それとせっかくU5Hことわざ辞典なので、地元のコアなものも入れたいなと思って選びました。「馬の耳にデカンショ」は私自身、デカンショのことは詳しくはないけど、意味を知ったら使いたくなるんだろうなと思いました。「圓教寺の舞台から飛び降りる」は圓教寺の舞台に着目したのが、地元の人ならではのことわざかなと思いました。「耳にして貝にあらず」は地元ネタですし、教訓もあるなと。揖と損という漢字のことなんですが、一瞬わからないけど、ご当地あるあるだなと思いました。
スタッフC
語呂の良さであったり、情景が浮かぶもの、ことわざの元ネタがわかるものを基準に選びました。親しみが湧いてくるものですね。「アマに入ればアマにしたがえ」はアマというだけでちょっと強く感じるのが良かったです笑。「明石海峡大橋を叩いて渡る」は石橋どころじゃないし、そんなやつおらんやろって思えました。
納さん
自分たちだけがわかるエピソードがあったり固有名詞があるものは強いですね。
スタッフA
つい使いたくなるというか、そこからコミュニケーションが生まれるものが良いですね。
スタッフB
明日からでも使えるようなものがありますよね。私は「雨の愛徳坂を走る」や「矢田橋のはじまり」のようにめちゃくちゃ地元の話っていうのも愛おしく感じますね。
スタッフC
圓教寺の舞台から飛び降りる」は圓教寺は知らなかったですけど、有名な清水寺の舞台から~ほどではない、というニュアンスというか気づきが面白いなと思いました。
納さん
本当に多種多様ですね。五国があるからこそなのか、その地域でしか分からないことわざがあったりするのが、兵庫県らしいですね。
今回はたくさんの素晴らしいことわざに囲まれて、頭が四面蕎麦になってきました笑

気になるものをそれぞれが選びましたが、
本当に話が尽きない選考会となりました。
デジタルブックでは番外編として
ウェブには掲載していないものもありますので、
ぜひご覧ください!

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