「なくなった」のは、およそ3000万年前、なんですけど…
須磨区の白川から北区山田町あたりは、かつてはこの湖の湖底だった「神戸層群」で、子供の頃にはよく、葉っぱの化石や、樹木の化石である珪化木を採って遊びました。

昭和30年代の神鉄、松茸狩りに来た乗客が山で捕まえて「蝮酒にする」と持ち込んだ蝮が、車内で逃げ出して大騒ぎになったり（その電車に乗ってました）、「禁煙」の表示はあるのに、多くの人が平気で煙草吸ってたり、かなりイリーガルな電車でした。

「神戸有馬電気鉄道」が有馬まで開通した後、鈴蘭台から分岐する形で「三木電気鉄道」が建設され、両社が合併して「神有三木電気鉄道」、戦後に「神戸電気鉄道」と改称され、只今は「神戸電鉄」だそうです。
三木電気鉄道は、箕谷からとの当初計画が沿線住民に反対され、鈴蘭台からになったそうです。

「にくてん」が、神戸発祥だと先日知りました。
戦前には、兵庫県南部一帯で食べられていたのが、戦後、大阪式の「お好み焼き」に駆逐され、「にくてん」は、高砂と、なぜか九州の一部にだけ残ったそうです。
神戸独特の「スジネギ焼き」などが、「にくてん」の名残だそうです。

「焼け跡」が見られないのは当然なのですが、路面を走っていた国道電車や、ビルに穿たれたアーチから出てくる阪急電車、香櫨園浜、等々、消えてしまったものが多い。
でも、清太が死んだ三ノ宮駅の円柱や御影公会堂は、ほぼ昔の姿をとどめている。
三ノ宮駅のガードには、今も機銃弾の痕がある。