【播磨】Scene004 (2020/01/27)
播磨と奈良はボンジュール!
播州名物、秋祭り。熱気に、まわしに、サバの寿司。
祭りの寿司は、頭つきの尻尾つき。
塩したサバを、水で戻して、お酢に漬けて、飯を巻き込み、型にはめ、重石をして、あとは待つ。
待つ。南北朝時代に吉野で待った、熊野灘のサバを。
初夏、握り飯にあわせて柿若葉で包み、重石をし、発酵と熟成でじっくりおいしくなってみんなで葉を開く、村祭りの夏の日を待った。
いまも、婚礼の席には欠かせない。
時間がかかる。
でも、手間かけてつくる。
ハレの日の食卓を、思い描いて。
食卓を囲む、大切な人々の顔を、思い浮かべて。
やがて、その日が来る。
「祭り」に地域のみんなが集う、遠くへ行ったあの人も、この日は帰る。
フランス語なら、こう言っちゃうね。
「ボンジュール(こんにちは)、サバ(元気)?」
おかえり~!
播磨と奈良は、いつもあなたを想ってます。
【 おいで! 播磨 】
「道の駅 北はりまエコミュージアム」
見た目のインパクト大! 「お頭付き鯖寿司」(※サイズが大きすぎて尾が入らないことも)を、秋祭り時期を中心に販売(予約可)。東経135度と北緯35度が交差し「日本のへそ」と呼ばれる西脇市にあり、地域名産の黒田庄和牛、播州百日どりなどの食事や、自然で繊細な風合いが素敵な先染め織物「播州織」ショッピングも。
■ 道の駅 北はりまエコミュージアム/兵庫県西脇市寺内517-1/0795-25-2651/年末年始休み
【 おいで!奈良 】
「五條市」
伊勢街道や紀州街道が交差し、熊野の海と、山々とをつなぐ吉野川が中心を貫く五條市。平安期から続く寺社、江戸時代の町並みが残る新町通り、さらに柿博物館や天文台。もちろん鮎釣りやキャンプができる吉野川、梅に桜に紅葉と、自然もいっぱい。発祥の地とも言われる「柿の葉すし」は、有名店の本店が集中しています。
■ 五條市観光協会(五條市役所内)/奈良県五條市本町1-1-1/0747-22-4001(企業観光戦略課)