2019/02/23
高校の時、どこ中出身?ていう話になって、有中(有馬中学校)と答えたら、表(海沿い7区)の一定数の人は「水道から温泉出るんやろ?」と本気で聞いてくる。「んなわけないやん。同じ神戸やから分かるやろ?」と言うと、あそこは神戸ちゃうと言われる。確かに、丹波に入ってもおかしくないけど。
「温泉」に関するあるある
神戸の人にとって有馬や城崎、湯村のお湯は言うたら「高級品」。
普段は湊山、灘、朝日、おとめ塚、クアハウス…市街地のいで湯を十分に堪能。
何しろここは「神戸温泉郷」!(ホンマか?)
東京での学生時代(もう40年以上も前だが)、有馬温泉が「神戸市内だ」と教えると、「ウソ!?」と言われた。
神戸市内には、スキー場と海水浴場がある、と言うたところ、やはり「ウソ!?」と言われた。
「城崎温泉」は、兵庫県だから「神戸の割とすぐ近く」と思い込んでいた奴もいた。
宝塚音楽学校の卒業式、合格発表、入学式がニュースに登場するのは、兵庫県だけではなく、もはや関西の春の風物詩だ。
が、その宝塚の町が、元は「温泉街」として開発され、歌劇も元々は「温泉の余興」だったことは、もはや地元民ですら覚えていない。
「神戸」に関するあるある
神戸市の市章は、「神戸」の頭文字、すなわち「カウベ」の「カ」の字を図案化したものだ。
ただいま、神戸のローマ字表記は「KOBE」だが、こちらも旧仮名遣いを採用して「KAWBE」の方が、かっこいいんじゃないか? と秘かに思っている。
野坂昭如・原作『火垂るの墓』、日本人の大半はアニメを見たことがある。
が、兵庫県以外の、ことに若い世代には、この物語が「神戸のお話し」とは、あまり知られていない。
以前、大阪の某学校でアンケートしたら、大半の学生が「大阪の話」と思い込んでいた。
舞台は「広島」と答えた人もいた。
鈴蘭台を含む北区山田町と、現在の東灘区は、元は同じ「武庫郡」だ。
なのに、東灘区が「神戸の代表」みたいな顔してるのに対して、山田町は「神戸のおまけ」的存在に甘んじている。
神戸市に編入されたのは、山田町の方がずっと早かったのに、実に不公平だと思う。