U5H×マイナポイント
〜マイナポイントはこんなふうに〜
温暖な気候、数々のリゾートホテル、海の幸とタマネギをはじめとする里の幸、ちょっと有名な自転車ロード…兵庫県内ダントツのリゾート感を年々進化させる淡路。でも、淡路ネイティブも黙ってはいない。島外からやってくる都会のファミリーやカップルに負けじと、お洒落街道爆進中(?)。受け入れる、お世話するオンリーから、一緒に楽しむ、なんなら「私がお手本よ」的存在への変身は、においで虫を誘い自分のエネルギーにする食中植物のよう。
「ゼロ」は「デロ」。「はい、どうぞ」は「はい、どうど」。ザ行がダ行になるのは、播州のある一定世代以上の特徴らしい。この変換活用、昨今ではすっかり聞かれなくなったが、今回、興味半分で播州特有の「ザジズゼゾ」を探してみた。姫センのゾウ、ゼッキョウマシン、おでんのザイリョウ…これらはやはり「ドウ」「デッキョウマシン」「ダイリョウ」だったんだろうか。ご存知の方はU5Hまでご一報を。ちなみに同じ変換は和歌山でもみられるとのこと。
美味しくて素敵なスイーツを知っていること。これは神戸、阪神地域で暮らす多くの人のアイデンティティなんだろう。そしてもうひとつ、スイーツを自分や家族で楽しむのではなく、よそ様のお宅に持っていくことに至上の喜びを感じる(もちろん、いいものを)。これもアイデンティティなのかもしれない。背景にあるのは、発達した贈り物文化なのか、プライドの塊がなせるコミュニケーションなのか。それとも上品で甘くてシビアな慣習なのか。
兵庫県のナンバープレートは「神戸」「姫路」の2種類。そのうち「姫路」は大阪の「和泉」とともに、やんちゃなナンバーとして知られている。運転が荒いのか、男らしいのか、マナーが悪いのか…(あくまでイメージです)。そして悲劇的なことに、このナンバーを「謙虚な但馬人」「都会での運転が不得意な但馬人」が背負う。煽られることはあっても、煽ることはありえないのに…ここはひとつ、黙ってドライブレコーダーでも買うしかないか。
丹波栗、丹波大納言、丹波黒大豆をはじめ、数々のブランド食材を有する丹波。地元の食材に対する愛情と誇りは相当なもので、昨今のオンライン飲み会でもしばしばアテとして登場する。そして飲み会ラストは「デカンショ締め」。丹波篠山ふるさと乾杯条例には「宴席をデカンショ節で盛り上げることを推奨します」の一文も。ちなみに諸説ある「デカンショ」の語源。「デカルト、カント、ショーペンハウエル」説が、篠山町七十五年史に記載されている。