「兵庫五国連邦」が、ラジオ関西にもあるんですって!?
『アンドロイドの兵庫五国連邦』というラジオ番組が始まっています。という噂を聞きつけ、私と兵庫県職員Nさんは、ラジオ関西に伺った。
ガラス張りの向こうのスタジオで話しているのが、18歳、とっても若くてフレッシュな岡島晃佑さんと岸翔大さんのコンビ「アンドロイド」さん。
湯川:こんにちは。あの、私たちも同じタイトルでプロジェクトをしているんですけど、そもそも「五国」って、ご存知でした?
岡島さん:いやー、この仕事で最初に聞いたときは、「フランスと、イタリアと、インドネシアと……どこや?」って言ってましたね
岸さん:あと、僕たちが住んでいた高砂があるのが東播磨なので、「東播磨」「西播磨」「北播磨」……っていう五国? とか。
高砂市で育った彼らは、高校2年生の時にハイスクールマンザイ日本一となった。昨年3月に高校を卒業して、いまは「よしもと芸人」としてプロの道を歩みだしたばかり。そして担当することになったのが、この番組。
湯川:なんかよくわかんない「五国」の番組するのって、大変じゃないですか
岸さん:いや、いっぱい学べるので。僕、兵庫県好きなので、嬉しいです!
湯川:いや、またまた~。私が兵庫県の人間やから、気ィ遣うたんちゃうん?
岡島さん:いや、本当ですよ。山崎さんがいろいろ教えてくださるんで。
山崎さん:は、兵庫県を知り尽くした、元神戸新聞・現神戸市立博物館副館長の、山崎整さん。番組アドバイザーとして一緒に出演されている。
山崎さん:良い子たちですよ。よく勉強しますしね。
岡島さん:おもしろいんで。このあいだ山崎さんから、「阪神電車はまちに電車を通した、阪急電車はなにもないところに電車を通すことでまちをつくった」って聞いて、おお~! って。やっぱり、知る前と後では、見え方が変わってきますよね。
岸さん:地元の加古川に、鶴林寺って、ふだんぜんぜん人気ないお寺があるんですけど、重要文化財いっぱいあるって知って、うわ、そんなすごいとこやったんや、とか。
ラジオ番組は25分で、どこかひとつの市か町をテーマに、トーク&ご当地ソング&「あるある」投稿、そして「各市・町をテーマにした創作漫才」で構成されている。
兵庫県には、41の市と町がある。そのぜんぶ!を、やるらしい!!
岸さん:僕の夢ですか? いつか、故郷の高砂の観光大使やりたいんですよ! いいとこいっぱいあるんで。石の宝殿とかの観光スポットも、高砂じゃないけど加古川の恵幸川(えこがわ)鍋とかのグルメも、あと人情も、ほんま最高なんです。
岡島さん:それ! 人情! 僕らが鹿嶋神社って、地元の高砂のわりとへんぴなところでライブしたとき、1時間に1本のバス待ってたら、お客さんが車に乗せてくれてたんですよ。いいでしょ? しかもなんとそれが、ベンツ!
岸さん:軽トラやん!
ベストセラーとなった『LIFE SHIFT』によると、いま日本で20歳の半数以上が、100歳以上まで生きる時代になったという。とすると、アンドロイドのおふたりは、あと80年以上、兵庫とともに生き続けるのかもしれない。
山崎さん:兵庫は任せた!
岡島さん・岸さん:背負います!
加古川の十代ふたりが、これからどうやって兵庫を知り、遊び、楽しんでいくのか、とっても楽しみです! ……で、五国って何でしょう、って聞くの忘れた!!