県公式・兵庫五国連邦プロジェクト

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○○のすごいすとを探せ【Vol.01「食」編】

兵庫県のすごい人を紹介するwebメディア「すごいすと」。登場するのは、地域の仕掛け人やアーティスト、お城マニアまで。やっていることは多種多様、でも共通しているのはその土地とともに生きていること、かもしれません。そんな「すごいすと」をテーマ別に紹介する当企画。第1回目は「食」に関わる五国の「すごいすと」を紹介します。

AWAJI

うず潮の速い潮流の中で育つ「淡路島3年とらふぐ」を仲間とともにブランド化。

前田若男 さん
福良漁業協同組合 組合長/南あわじ市

うず潮で名高い鳴門海峡の近く、福良港の沖合でとらふぐの養殖をする前田さん。平成10年頃に養殖ふぐの価格暴落が起きたこともあり、通常は2年で出荷するとらふぐを、速い潮流の中で3年をかけて養殖することに仲間とともに挑戦。リスクがありながらも、わが子のように大事に育てられたふぐは、「淡路島3年とらふぐ」と銘打って出荷され、いまや人気の淡路ブランドになっています。

HARIMA

ハーブと共生し、ハーブで人を救う。

福岡讓一 さん
株式会社 香寺ハーブ・ガーデン/姫路市

昭和59年、研究開発型ハーブ園を開園した福岡さんは、「自然から学ぶ」理念のもと農薬を使用せず、自然との共生の論理に基づきハーブを栽培。独自のハーブ抽出技術による食品や化粧品の商品化を続けています。また、「合成添加物を世の中からなくしたい」と、関西大学および株式会社カネカと共同で不凍タンパク質の実用化に成功。他にも、食べることで病気を治す地域づくりとして、姫路市山之内地区に農家レストランと農産物直売所をオープン、地域活性化にも尽力しています。

KOBE/HANSHIN

『おいしい』からスタートして知ってもらいたい、お母さん達の存在。

黒田尚子 さん
神戸アジアン食堂バルSALA/神戸市

大学時代、日本で暮らすアジア人女性たちと出会った黒田さん。女性たちが日本の生活に溶け込めず、生きづらさを抱えていることを知り、彼女たちが母国料理を提供できるレストランをオープンすることを決意。飲食店広告を手がける企業に就職して開業に向けた知識を得て、4年後にSALAをオープン。お店で働く女性たちが自信を取り戻せるような社会にしていくために、もっと社会問題に関心をもってほしい。その想いで、社会貢献活動に興味のない人でも来店してもらえるよう、料理のおいしさを大切にしています。

TAJIMA

久斗山の栃の実のとち餅、山菜の佃煮。
自然食材の宝庫で地域総出の加工品づくり。

中村寿弘 さん
久斗山農産加工組合/美方郡新温泉町

標高約350メートルに位置する山間集落、久斗山集落の廃校になった小学校で、山で採れる栃の実や山菜などを加工する加工組合を立ち上げた中村さん。加工品のための素材を収穫してくれるのは地域のおばあちゃん達、佃煮製造は郷土料理の得意な組合員、1トンを超えるとち餅製造の最盛期には婦人会や中高生も参加。商品を車に積んで、神戸や大阪のイベントで販売することも。設立から10年以上が経過し、村総出の加工食品作りを続けています。

TAMBA

「鹿肉は害獣だからと余った肉を消費するものではないんです」。日本初の鹿肉料理専門店。

鴻谷佳彦 さん
無鹿リゾートオーナーシェフ/丹波市

「鹿肉って、こんなに柔らかくておいしいのかと。ジビエならではの肉のにおいや硬さのイメージが、根底から覆りました」と、初めて鹿肉を口にした時の衝撃を語る鴻谷さん。「このおいしさを広めたい」と、一年間、毎日鹿肉を調理し考案した1000種類のレシピをもとに、平成22年、丹波市に日本初の鹿肉料理専門店をオープン。「鹿肉は害獣だからと余っている肉を消費するために食べるものではなく、ヨーロッパではノーベル賞授賞式の料理に使われるほど、天然の高級食材」という想いで、厳選したレシピを丹波市公式のページとして配信、丹波市の特産品として鹿肉をアピールしています。


「すごいすと」とは

兵庫県のすごい人を「すごいすと」として紹介するwebメディア。「すごいすと」の生き様や暮らしぶりを通して兵庫県の魅力を発信しようと、これまでに取材した人数は138人(2022年3月現在)。地域の仕掛け人からアーティスト、職人、お城マニアまで、多種多様に生きる方々を紹介しています。

「すごいすと」のサイトはこちらから

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