2019/03/19
かつて、神戸から大阪へ行くのなら、阪急か阪神、京都へ行くなら阪急、と決まっていて、大阪でも京都でも、「国鉄で行く」という選択をする人は、ごくわずかだった。
とある午後、国鉄時代の新快速で大阪から三宮まで帰ったことがあるが、1車両まるまる「貸切」状態だった。
ちなみに、当時の新快速の停車駅は、京都-大阪-三ノ宮-明石-姫路。
新大阪も神戸も通過で、特急よりも速かったが、それでも客がいなかった。
この図式は、国鉄がJRになっても変わらなかったのだが、それが逆転したのは、阪神大震災がきっかけだった。
震災で、大阪ー神戸間の鉄道は、阪急も阪神もJRもすべて不通となったのだが、JRの復旧が、阪急や阪神よりも段違いに早かったので、JRに乗客が集中し、阪急、阪神の復旧後もそれが続いたのだった。
「三宮」に関するあるある
三宮からかかる時間、地下鉄終点(西神中央駅)から各停しかないので約30分、阪急梅田駅まで特急で約30分。ちなみに岡山から新幹線で新神戸まででも約30分
「三宮」なのか「三ノ宮」なのかで悩む
「姫路」に関するあるある
姫路おでんとか、御座候とか、玉子焼き(明石焼き)とか、
そこに、こだわり出したんここ最近で、
姫路の人間は昔っから
かんとだき、かいてんやき、たこ焼き
で使こてる。
もちろん、
しょうが醤油のおでん、
御座候店の回転焼き、
出汁につけるじん粉の玉子焼きの意味でやけど。
姫路から東京に出たときに、灰色のざるそばの麺がぬくい黒い汁に浸かっているいるのがそばだと知って衝撃を受けた。姫路では、そば=中華そばの黄色い麺だと思っていた。逆に、東京の知人が姫路に旅行に行って駅そばを食べたら、麺が黄色かったと驚いていた。でも、美味しかったと言われて満足した。
「神戸」に関するあるある
神戸市の市章は、「神戸」の頭文字、すなわち「カウベ」の「カ」の字を図案化したものだ。
ただいま、神戸のローマ字表記は「KOBE」だが、こちらも旧仮名遣いを採用して「KAWBE」の方が、かっこいいんじゃないか? と秘かに思っている。
野坂昭如・原作『火垂るの墓』、日本人の大半はアニメを見たことがある。
が、兵庫県以外の、ことに若い世代には、この物語が「神戸のお話し」とは、あまり知られていない。
以前、大阪の某学校でアンケートしたら、大半の学生が「大阪の話」と思い込んでいた。
舞台は「広島」と答えた人もいた。
鈴蘭台を含む北区山田町と、現在の東灘区は、元は同じ「武庫郡」だ。
なのに、東灘区が「神戸の代表」みたいな顔してるのに対して、山田町は「神戸のおまけ」的存在に甘んじている。
神戸市に編入されたのは、山田町の方がずっと早かったのに、実に不公平だと思う。