2019/07/09
春になると神戸ではいかなごを炊く。そして親戚知人に配る。けど、いかなごは毎年値上がりしているので、春頃の神戸のおばちゃんはスーパーで「いかなご解禁」をのチラシをみて一瞬喜び、値段をみて900円以上値上がりしていると怒りMAXになり、買わずに帰る。)味も家庭で全く違う。
「いかなご」に関するあるある
大阪府豊中市で生まれ育ち結婚して神戸市に住みだして一番驚いたことですが
「春になるとイカナゴの釘煮を作るためにお母さん達が何日も家にこもり何キロもイカナゴを炊き続ける。日用雑貨店以外でもイカナゴ保存パックが売られて郵便局ではイカナゴを送る専用パックがあること」これはビックリです。
イカナゴが解禁されると色んな家からいい匂いがするようになる
良く2月末~3月頭にはしりの「いかなごのくぎ煮」が出回るが、明石市民から言わせると、あれは「くぎ煮」ではなく「佃煮」。
だいたい3月中旬の数日間に昼網で上がる5cm前後のいかなごを、キロ単位で買って来て、丸一日かけて作るのが「くぎ煮」。
当然その日は有休。くぎ煮作りに命を懸ける。
「地元では貰うもの」に関するあるある
猪肉をはじめとしたジビエは買わない。
猟師さんが捌いてみんなが少しずつわけてもらう物。
中には『親戚に猟師がいるAさんがBさんに分けてあげたけれど、食べきれないから我が家にくれた肉』なんていうよくわからない長いルートでもらうときもある。
丹波地域は全国でも野菜の消費量が少ないらしいですが、絶対にそんなことはない。自分の畑で野菜育てて食べているから統計にならないだけ。スーパーに行っても、野菜売り場ではもやししか買わない。玉ねぎ、ジャガイモ、人参、緑の野菜は、全部自分の畑か、もらいもの。
「神戸」に関するあるある
神戸市の市章は、「神戸」の頭文字、すなわち「カウベ」の「カ」の字を図案化したものだ。
ただいま、神戸のローマ字表記は「KOBE」だが、こちらも旧仮名遣いを採用して「KAWBE」の方が、かっこいいんじゃないか? と秘かに思っている。
野坂昭如・原作『火垂るの墓』、日本人の大半はアニメを見たことがある。
が、兵庫県以外の、ことに若い世代には、この物語が「神戸のお話し」とは、あまり知られていない。
以前、大阪の某学校でアンケートしたら、大半の学生が「大阪の話」と思い込んでいた。
舞台は「広島」と答えた人もいた。
鈴蘭台を含む北区山田町と、現在の東灘区は、元は同じ「武庫郡」だ。
なのに、東灘区が「神戸の代表」みたいな顔してるのに対して、山田町は「神戸のおまけ」的存在に甘んじている。
神戸市に編入されたのは、山田町の方がずっと早かったのに、実に不公平だと思う。