東急ハンズの前身は『新世紀』というマンモスキャバレーでした。裕次郎の映画などに出てくる、生バンドが入ってホステスさんがいてダンスフロアがある酒場？
昭和３～４０年代は、東門筋を中心に一大歓楽街でしたから。（今は規模も縮小でかっての勢いはなし）

フォークを持ったイギリス人の看板、三角屋根が個性的な外観の店だったが、大震災で瓦解した。一階のカウンターバーの雰囲気（名刺べたべた）はイギリスそのもの。二階でビフカツサンド？を食したが、お肉の苦手な私の口には合わず・・・。フラワー・ロードの顔みたいな店だったのに、震災が憎い。

一階正面突き当りにキオスクのような売店があり、売り子の接客態度がひどくて有名だった。「ドンナロイヤ」➡真紅のビロードのカーテン➡謎。
明治屋中央亭（南隣のビル１F）は、ビーフシチューが有名で、ランチにはデミタス珈琲がついた。ネクタイをした老給仕さん（２名）の仕事ぶりが印象深い。

懐かしいですね、西元町駅と地下で直結だった三越神戸店。
厳密に言うと、写真の通路は三越の跡地にできた「ホテルシェレナ」への通路で、三越のものとは、形状が違うんですけどね。
でも、シェレナの跡地はマンションになるらしく、もうこの通路が使われることはなさそうです。

1972年の夏、友人と須磨の海へ行った。
その数年前から、海水浴場の沖には浮遊する油の進入を防ぐオイルフェンスが設置されていた。
海水は茶色くて、石油の匂いがする海だった。
海に入ると足元に違和感があって、手を突っ込んでみると、コンクリート片が海底にゴロゴロしているのだった。