地上駅時代のホームにあった「えきそば」では、「車内に持ち込まないでください」との張り紙があって、これも元は車内で食べさせていた名残。 子供のころ、岡山から神戸へ帰る急行列車で、父親に買ってもらって食べた記憶がある。 食べ終えた丼は、駅弁と同じように座席の下に突っ込んで捨てた。
国鉄姫路駅では、今もある「えきそば」を列車が着くごとに、駅弁と同じようにホームで立ち売りしていた。 窓から「お~~い」と呼ぶと、肩からでかい箱を掲げたおじさんがやってきて、使い捨てのどんぶりに入ったそばに、ポットから出汁を注いで渡してくれた。 駅改装前のペラペラ丼は、その名残。
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